2023年 11月 20日
ハマスとイスラエル |
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、ジェノサイドが白日の下で繰り返されている、ガザ地区。
何で、日本は停戦への主導権を取らないのだろう。ここまで、アメリカ様の意向を忖度していることで、国際社会での立場がどんどん悪くなっていくと思うのだが・・・・
本日は、全く報道されていない、ガザ地区の病院についての新知識。
イスラエルの戦争犯罪 (tanakanews.com)(田中宇先生の公開サイトから)
<ここからコピッペ>
表向きの報道では、ハマスがこっそりシファ病院などの地下に司令部を作って運営してきたことを今回初めてイスラエルが探り出して攻撃・突入して潰した感じになっている。だが、実際は全くそうでない。
シファ病院の敷地の地下に広大な地下室群を作ったのは、オスロ合意前の1980年代にガザを直接支配していたイスラエルだった。イスラエルは1983年にパレスチナ人への融和策としてシファ病院を改築し、その時に地下室群も作った。
(Hamas leaders believed hunkered under Gaza hospital)
(病院の敷地は1940年代にパレスチナを支配していた英国軍の宿舎として創設され、英国が撤兵する過程で病院に作り替えられ、1950年代からエジプトに移管されていた)オスロ合意後、ガザの統治はパレスチナ自治政府(PA)に移譲され、2007??年にPAが西岸のファタハ(アッバース政権)とガザのハマスに分裂した後、ハマスの支配下になった。(ハマスを勝たせたアメリカの「故意の失策」)
イスラエルは時折ハマスやガザ市街を攻撃し続けたので、ハマスは早い時期から人間の盾作戦を採り、イスラエルが作ったシファ病院の地下室群を利用し、そこからトンネル網を経由してガザ市内の他の施設などに行けるように拡充した。
シファ病院には、イスラエルの攻撃で負傷した市民が運ばれてくるので、世界からガザに来ている記者たちが病院に取材に訪れるが、ハマスの幹部らは自分たちを撮影しないこと、ハマスが病院を拠点にしていると報道しないことを条件に、記者たちの取材に応じていた。
ハマスは記者の病院訪問を歓迎し、イスラエルの攻撃で負傷した入院患者たちをどんどん撮影して報道してくれ、俺達を撮らず、患者を撮れとけしかけていた。
(Top Secret Hamas Command Bunker in Gaza Revealed July 29, 2014)
ハマスがシファ病院を拠点にしていることは公然の秘密だった。記者たちの中にはユダヤ人も多く、ハマスの病院利用は報道されなくてもイスラエル側に筒抜けだった。イスラエルは、自分たちが作った地下室などシファ病院をハマスが使っていることを知りつつ黙認していた。ハマスもイスラエルの黙認を知っていた。
今回の戦争でIDFの地上軍がガザ市街に入り始めた時点で、IDFがシファ病院に突入してくることをハマスは予測し、ハマスが病院を使っていた痕跡を消してトンネル網経由で退避していたはずだ。イスラエルも、ハマスが逃げたことを十分予測できたはすだ。
(Shifa Hospital Bunker - How Would They Know?)
それなのに、イスラエルは開戦直後からシファなどの病院群を空爆・射撃し続け、入院患者や避難民をたくさん殺す戦争犯罪をわざわざやらかした。
それでハマスが掃討できたのなら少しは合理的だが、ハマスは事前にやすやすと逃げ出しており、ハマスを標的にしたとイスラエルが豪語する病院攻撃は全くの誤爆だった。
イスラエルは、少し考えれば人道犯罪の誤爆を回避できたのにそうせず、おまけにハマスを逃して掃討できていないのにハマスを掃討したと宣言している。超間抜けだ。
<コピッペ終了>
ワタシ達は、“病院に空爆”と聞いて相当なショックをうけたけれど、
ここまでの経緯がわかると、
“間抜けだ”といわれる意味もわかる。
by tommyjhon
| 2023-11-20 05:49
|
Comments(0)