痛ましい事故 |
最新のコメント
以前の記事
ファン
記事ランキング
|
2023年 09月 21日
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
本日は、この頃毎回読んでいる、ある建築ジャーナリストの文章をご紹介。 もう、何回も引用しているので、またかと思う方があるかもしれないが、現在の日本の現状を、建築業界を題材にしてワタシ達に考えさせてくれる。 こちらが↓が今回引用する旧Twitter こちらは↓森山先生のブログ。この頃は「大阪万博は延期、もしくは中止論」(ただし、景気などの経済の話では無く、政治的な話でもない。本当に土木技術論・建築学的論点なので、変な利益誘導もなく、真剣に考えさせられる。 題材は、この頃、建築業界で頻繁に起きていると感じる、建設現場での命に関わる大事故。 森山氏の投稿を貼り付け。拡大文字はワタシ。 <初め> 大変に痛ましい事故がまた起きた。 高度成長期のビルラッシュを超えるような都心の再開発が進み、100メートルを超える超高層ビルも当たり前のように建っている。 建設業界でもIT化が進んでおり設計者などは机上でCGやデータで自由にやりとり建設DX化などと言っている。 その一方で、実際の現場では超重量級の鉄骨やコンクリート材が人力で運搬され、鉄骨の建方ではあくまで鳶さん職人さん頼みの危険な現場であることは変わらない。 そして、建設現場の犠牲者は元請ゼネコンの社員ではなくいつも下請業者さんの社員さんであることも相変わらずである。 この数年、日本各地の工事現場で事故やミスや工事の遅れが報じられている。 それがまるで建設業界だけの問題であるかののように受けとめられているが、そうではない。 その根本は、少子高齢化による人手不足や資材の高騰、下請けや職人さんに十分な報酬がゆきわたらないままに、教育や安全管理の余裕もなくなっている。 資本家や金融機関に乗っ取られたデベロッパーからの厳しい工期圧縮や合理化の名のもとに、余裕のなくなったゼネコンがさらに下請けを追い込む。 長期の社会的視野が必要な建設業や社会資本に対し、今だけここだけ自分だけの短期的な経済優先の思想がこうした事故の根本原因なのである。 大手ゼネコンでも無理な工事は請けない、見積依頼も断る、下請け工事会社もそういう依頼はすべて断ってしまえばいい。 従来の黙ってこなし請負的ないい意味での建設屋の沈黙姿勢を改め、社会に向けて建設業界の明確なメッセージを発信していく必要がある。 それこそが建設的意見といえるだろう。 すべての建設現場の事故で亡くなった方々に黙祷を捧げ、ご冥福をお祈りいたします。 <終わり> ですよね。今の社会資本再開発、特に首都圏での開発って、安直にさわやかなキャッチコピーとイメージ図の中に隠れた、(不動産也などの)短絡的な経済思想そのものと見受けられます。 1)神宮外苑の再開発とか 2)築地跡地 3)どう考えても失敗に終わるのが見えている万博。 この短絡的な(今だけの)儲け第一主義は、長期の社会的視野が必要な建設業や社会資本 に対立するものとして、どんどん日本を蝕んでいると思われます。 ワタシ的な視点を加味すると、 日本は、長期的な人口減少に歯止めがかからず、これが日本衰退の根本原因だと判りきっているのに、 なんで、出生率最低の場所に資本を投入するのでしょう? 再開発によって、どんどん人が集まってくる、東京&千葉&神奈川&埼玉 これら首都圏は、出生率が最低ランキング。 これに対し、 たくさんの子どもを産み、育ててくれるのは、沖縄&鹿児島&宮崎&島根&長崎&熊本・・・・ 本当に長期的な視野で、開発(再開発)を考えるならば、ターゲットは九州なんです。 もう、東京に(人的なものを含めて)資本を投下するべきではないのです。 九州、四国、中国地方が元気になるのが、一番。 「異次元の少子化対策」とか政府は言っていますが、ならば。東京の再開発なんて必要ない。
by tommyjhon
| 2023-09-21 05:36
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||