複雑で理解できない点 |
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2022年 06月 29日
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。
Tommyセンセです。 ということで、ただ今参議院選挙中。特定の政党の応援はいけないのだが、特定候補の応援のためではなく、 今までの、政治を運営する側の発言とその反論を整理してみる。 1)岸田首相の発展途上国援助声明 と外国に向けて、8.8円を差し出すと宣言して、一部で炎上した。 その炎上した理屈は、 消費税1%につき、いくら?というクイズが上のリンク先にあり、答えは2.6兆円となっている。 ならば、8.8兆円ばらまく余裕があるのなら、消費税を5%に戻すことが楽々に出来ることになるからだ。 2)茂木幹事長の恫喝発言。 これは、写真もかなり出回っている。 両方とも、お金に絡むことで、 与党側の言い分と、野党側の言い分が真っ二つに割れている。(野党の焦点が消費税減税だからだ) ただ、この2つは、与党側でも割れている。 首相は、8.8兆円を援助する、といい、茂木幹事長は、「減税するなら支出をカットする」と発言した。 岸田首相も茂木幹事長も、政権党として長い経験を積んで来たお方だから、決して根拠のない発言ではない思うのだが、(長い間、政治経済を教えてきた身としては) 首相もも茂木幹事長も、本当の本当の根っこ部分のお金の運用に関しては、解っていないのだろう。というのが結論である。 おそらく、首相は、外務官僚&財務官僚からの連絡で 「大丈夫です、8.8兆円とご発言下さい。この程度のお金ならば何とかなります」と聞かされている。 ところが、首相自身も8.8兆円をどうやって捻出するのか理解できていない。 おなじく、茂木幹事長も、財務官僚のからの教えを鵜呑みにして、社会保障をこれ以上増額すると財政が破綻すると思い込んでいるのだろう。(実はお金はたくさんあるのに・・) 日本の財務省というところは、政権党の要人(しかも首相だよ)でも、理解しがたい錬金術師であるようだ。 日本の財務省が握っているのは、「特別会計」というよくわからない金庫である。 公式HPです。 ここには、なんと 約500兆円の「歳出総額」というのが記載されている。ちなみに、国会で議論して議論して大騒ぎで毎年毎年議決しているのは、一般会計の100兆円の予算である。 この一般会計の歳出部分が、 歳入部分が 見比べれば、消費税を減額すると、20兆円の収入減となり、社会保障の3割カットもわからなくない。 ところがだ、 をみると、 そして、よく見ると 社会保障給付に73兆円も使っている。 一般会計だけで見ると、社会保障費は、36兆円しかないのに、特別会計の社会保障費は、73兆円もある。 そして、重大なことに この特別会計は、現状、政争の具にしない、という取り決めが、与党にも野党にもそしてマスメディアにもあるらしい。 政争の具(国会で論争)に使用とすると、殺されるからだ。 笑い事ではなく、過去には、白昼堂々と殺された事件がある。 ・・・この特別会計の存在を無視して、財政論議をやると、与党も野党もトンチンカンになってしまうのである。 また、解らないといえば、これもわからない。 こちらの方が、全体的にはもっと理解しにくい。 一位は、ダントツ日銀であって、「国民の借金」は、50%を“発券銀行”である日銀が保有している。(金を作るところから借金している構図になる????) 次の第2位は、なんと「保険・年金基金」なのである。 国債の発行残高は、累積で約1000兆円。そのうち、25%位を「保険・年金基金」で賄っている。つまりは、250兆円。 日本政府は赤字である。特に「社会保障費」の支出が赤字であるから、赤字である。その赤字を補填しているのは、国債であって、毎年40兆円くらい借金をしている。 ところが、政府が毎年とりたてる「保険・年金」は黒字である。なぜなら、国債に250兆円も投資している。 そして、この辺の“本当によくわからない会計”が これであって、 結局、与党も野党もトンチンカンなのだ。 だれか解りやすく、「財務官僚が絶対に教えないこと」を教えてくれないか?
by tommyjhon
| 2022-06-29 05:48
| 現代社会の授業
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