小論文攻略法 |
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2020年 01月 31日
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。 ということで、3年生向けの講座「小論文」は、ただ今20名ほどで、毎日開催中。 小論文には、様々な出題パターンがあるのだが、その中でも典型的なのが「内容を要約せよ」パターン。要約とは、本文を相似形に圧縮することなので、本文中に3カ所ほど、「崩してはいけない論説」が存在する。ここをしっかり踏まえて、残りの部分を圧縮すれば出来ないことはない。 では、「崩してはいけない論説」は何か? この部分は、キーワードとかトピックとかトピックセンテンスとも表現されるところでもある。日本語で単純に、“重要な箇所”ともいう。おそらく、国語の授業では、ちっちり探すことができないと、国語力がない、とか、センスがない、とか、深く読んでいない、とかの理由でだめ出しを食らうところだ。 しかし、そう言われても、凡人は、すぐに「トピックセンテンス」を探すことが出来ない。しかも、テスト時間は60分であり、対象の文章は、一冊の本の3ページ分しか与えられていない。目次も前書きも、あとがきも、何にもない。この「絶対に崩してはいけない論説」をどうやって探すか?が、小論文対策の鍵になる。 こういう場合の、探し方を、ある本を読んでヒントを得た。 前広島市長であっった、秋葉忠利氏が書かれた『数学書として憲法を読む』と言う本である。秋葉忠利氏はよく知っていたのだけれど、理学部数学専攻であったことは知らなかった。これが、かなり面白い。途中で、法学部を志望する受験生に貸してあげてしまって完全に読了まで行っていないが、文章の筋は、「言葉としての完全な表現」つまり、憲法中の、「永久に」とか「普遍的」とか、「絶対」とか「不断」とかの言葉を、そのままま「完全な断定語」として解釈すると、その言葉まで憲法で改正することができるのか?という論考である。 そういえば、だいたい、文章中には、「完全な断定語」みたいなものが 存在する。安部晋三の答弁では、いつも必ず一回は出現する。“森羅万象すべて”とかね。 その言葉は、文字通り「絶対」であり「絶対重要語」であり、「キーワード」であり、トピックである。はずだ。 ということで、この倫理で、鷲田清一先生(日本でトップの哲学者の一人、小論頻出人物)の文章を題材とした問題文を読んでみた。 ・・・・・・これが、ズバズバ当たるのだ。出来る出来る!!!!!! まず、問題文を読まずに、「完全語・最高級語」を探す、普遍的とか、永久とか、絶対とか・・・・ そこに赤ペンをいれる。その後、赤で囲んだ「完全語」付近を注目しながら読み込む。 そうすると、だいたい、「絶対に崩してはいけない論説」の前後に辿り着く。 こうすると、問題文の文章中、「キーワード」とか「トピックセンテンス」と表現される文章に、ほぼ辿り着く。 あとは、そのあたりの文章を3つぐらいつなげれば、とりあへず「要約」はできる。 実際にやってみたのでエビデンスはある。 先生方、文系学部受験生の諸君、試してごらん。
by tommyjhon
| 2020-01-31 05:59
| 現代社会の授業
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