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tommy先生の「世相を斬る」

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現役の高校教師が左遷覚悟の政治経済批評
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ううんこんな記事があった..
by 瀬名川 at 05:48
⬛️結果がすごく楽しみ..
by SuzukaKure2006 at 20:03
これはマンガみたいだけれ..
by saheizi-inokori at 10:05
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2019年 09月 05日

現場は大混乱

全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。

 ということで、ワタシは本日から授業が再開。昔なら2学期最初の授業など“Tommyセンセの夏休み日記”でほぼ1時間が終わってしまったのだが、立場上はそうもいかず、また、授業計画上もそんな悠長な話にもならず、一応は授業の準備を進めている。
 ただし、授業以外の仕事はメチャ×2忙しくなっているが、そもそもの元凶は、「高大接続」の一連の改革である。来年からセンター試験に代わる新テストが始まり、英語4技能検定の導入も始まる。

 教育業界以外の方もご存じだろうが、公教育の内容は、「学習指導要領」っていう準法規的に扱われる分厚い冊子によって決まっている。この学習指導要領は、時代とともに改定されており、「ゆとり教育」とか「生きる力」などのキャッチコピーは、この学習指導要領の改訂におけるコンセプトに由来している。
ところがだ、この教育改革スケジュールがよく考えてみると歪んでいる。
e0041047_05222715.jpg

教育を大きく変えようとする場合は、下の学年から変更するのが当たり前である。学習指導要領も年次進行で小学校から変更されてゆく。

ところが、
「高大接続」の新テストだけが、この流れに掉さすように、2020年から一足早く始まるのである。なので、教育関係者が大騒ぎしている「新テスト」(共通テスト」も高校現場では、“同じ内容で出題だけが変わる”このなのだから、たとえ出題意図(思考力とか表現力の関する問題)が変化しようと内容が変わらないのでそれほど動揺がない。

このコピッペした画像を見るても、新テストは2024年か、もしくは、2027年(新学習指導要領で教わった生徒が卒業する年)に始めれば、非常にきれいな改革路線を歩むことになる。

それが、何といきなり2020年からの実施ときた。
その理由は、
アゾシンゾウである。アベシンゾーと自民党は、2012年に、クーデタを起こして政権を強奪(小沢一郎の人格破壊から野田の擁立まで計画的に民主党の力をそぎ落としたし、その後谷垣から政権を奪い取ったのでクーデターと呼ぶ)したのち、オリンピック招致と合わせて、
なんでも2020年をめどに施政方針を作成した。だから、新テストも2020なのである。しかも、この2020年に合わせて、「英語の4技能外部検定」を大学入試に取り入れることになった。
新テストそのものは、長らく培った「共通一次&大学センター試験」のノウハウがあるので、(比較的)導入は順調に進んでいるが、大変なのは「英語4技能検定」である。この検定制度を大学入試に取り入れることに関しては、全く制度そのものが整っていない。でも、2020年なのだ。安倍シンゾーの方針に逆らえないのである。
 したがって、某静岡県の某(ちょっと有名な)進学校の信徒指導部長であるワタシも、大混乱なのである。この2学期からは、授業の合間で、こそこそと「令和2年度(2020年度)の学校年間計画」を作成する時期なのだが、いよいよ来年から実施されるこの4技能検定も、一部は日程さえ、発表されていないのである。しかも、その結果は「大学の入試に用いる」のだが、大学入試には、出願期間や出願締め切りの期日があり、例年、推薦などの入試は早いところで9月に締め切りがある場合あるのだ。それに利用するのにかかわらず、検定の結果発表日は全くリリースされておらず、今のところ、いつ検定結果が生徒に伝わるのか全く分からない。

 我々、末端は、この霧に包まれたような状況の中で、来年度のことを生徒に指導しなければならないのだ。わかるかアベシンゾー!!!! 
お前が、(単純にゴロ合わせで覚えやすい)「2020年度までに・・・・」
と決めたために、現場は大混乱なのだ。

ちなみに、超極秘情報なのだが、この大学入試改革を担当している文部科学省の部局は、このタイミングで人事の総入れ替えがあったそうである。どういうことなんだ?

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by tommyjhon | 2019-09-05 05:51 | 現代社会の授業 | Comments(1)
Commented by saheizi-inokori at 2019-09-05 09:57
ファシズムの一定の完成を企図しているような気がします。
いろんなものを2020年に向けて無理押ししていますね。
日韓で歴史修正主義の分岐点を作り、旭日旗で祝い、、国内外の反対勢力を炙りだしてブルトーザーでなぎ倒そうとしている。
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