2019年 02月 20日
大学入試情報 |
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、
高校入試の願書受付真っ最中です。もうすぐ、静岡新聞に各校の倍率が発表されるでしょう。正直、高校入試は輪切りの世界です。中学生は、自己責任で行きたいところに行けばいい。という思考が続いた結果、高校間格差は増加し続けました。また、子供の減少は、どんな子供の数も減少するので、頭のいい子も減少、悪い子も減少、スポーツの出来る子も減少・・・・高校の定員だけは変わらないとなると、なかなか頭のよい子が分散することはありません。
地方自治体が高校を作る時、比較的簡単に増加させることができる普通高校ばかりつくりました(そのときには、普通高校のニーズが高かったのですが)。今や、子供の減少と相まって完全にミスマッチが起きています。
もう、世の中には成長モデルがありません。中学校からの受験生を受け入れる身としても、大きな不安を抱えています。
大学入試は、国公立の前期試験25日(月)あと5日になりました。今、ぞくぞくと私立大学の合格&不合格情報が届いています。この頃の私立大学は、そうとう難しくなっています。原因は、水増し入試規制です。文科省は、適正な合格者にしないと補助金をカットするという恫喝をしていまして、10年前みたいに、センター試験利用入試で、定員15人のところを500人も同格者を出して受験料を荒稼ぎすることも出来なくなりました。したがって、私立大学の合格者数はどんどん減少し、どんどん狭き門になっています。日東駒専とは、滑り止めの代名詞だったのですが、今や、ここの合格して喜ぶ時代になっています。
ただし、私立大学入試には大きなからくりがあります。特に、地方の子育て世代、地方から上京して大学に行こうとしている高校生に大きな声で言っておきます。
私立大学の難易度を示す偏差値は、「一般受験して合格した人の偏差値」であることです。一般受験の合格者が少ないほど、偏差値は上昇します。だから、難易度は上がります。しかし、実際の大学には、「一般受験で合格した人」「その他の入試で合格した人」「大学入試を行わない内部進学者」の三種類の人間が入学します。
基本的に、「その他入試」と「内部進学者」は全然勉強していないので、バカです。
例えば、都心の市ヶ谷にキャンパスがある某H大学は、八王子にも大きなキャンパスを抱えています。その大学は、H○○○高校やH○○○高校などの系列校を抱えていますが、内部進学者を、出来る子は市ヶ谷キャンパス、出来ない子は八王子キャンパスと振り分けています(生徒の希望をとれば当たり前でしょう)。したがって、某大学の八王子キャンパスに滑り止めで入った田舎の生徒は、東京六大学の名門某H大学だと思って門をくぐると、いきなりそこは動物園だった!という感想を持つかもしれません。(これは実話です)
覚悟して、私立大学には入学してくださいね。
by tommyjhon
| 2019-02-20 06:08
| 現代社会の授業
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