全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、ただ今、小論文指導で、ツイッターとかの話をしている。
ワタシも、それほど効果的な活用をしてはいないのだが、この頃は、国会質疑の情報収集で大活躍である。だから、もっぱら発信ではなくて受信専門。
発信は、すべてこのブログでやっています。
さて、本日拾ったツイッター画像はこれと
26歳のOLが、奨学金を返すのに、毎月3万円。これからもずっと返し続けなくてはならない。
しかも、結婚を視野に入れて交際中の身だそうだ。結婚しても返し続けなければならない。出産し、育児中も返さなくてはんらない。
こんな記事を読むと、「果たしてそこまでして大学へ行く価値はあるのか?」とも思う。
日本に大学が増えたのは、「大学ビジネス」は儲かるからである。高度成長期、安定成長期、バブル期、すべての時代において、大学は教育ビジネスとして優等生であった。進学率はうなぎ登りに上昇した。
その結果が、この有様である。
これも、ツイッターから拾った画像。
政治家に言わせると、「すべて自己責任」だそうである。冗談ではない! これらは国策なのだ。
このような画像を見せられると、ワタシたち学校の教員としても何かを考えなくてはならない。
ワタシは、かれこれ20年間、地域一番の進学校と評価される学校で勤務している。だから、中学校の上位10%以上の学力層がすべて入学してくる。
しかし、両親の所得に関して、進路指導上は全く問題視していない。
高校入学時から、「君たちは大学に行くのだ」として育て上げている。そして、何食わぬ顔で大学に進学させるのだが、もしやその裏で、「金銭的に苦悩」している多くの生徒がいるかもしれない。
読者の一部は、「ならば、国立大学に行けばよい」とおっしゃるかもしれないが、今や国立大学の授業料は、約65万円(1年間)である。ワタシの学生時代は、20万円だったように記憶している。この30年間、日本の物価はほとんど変わらないが、国立大学の授業料だけは300%アップしたのだ。
また、今や少子高齢化にともなって、就職市場は、「空前の売り手市場」だそうである。つまりは、人手不足だそうだ。
どうだろう、企業の皆さん、もっと積極的に高卒求人をとったらいかが?
「学歴社会」という言葉は、常にぶち壊したい対象として使われている。高卒の方が、“実は頭がよくて、気が利く、利発で、創造性もある”人材がゴロゴロいるのである。
今、高卒求人のほとんどが「現業」職だから、高卒で入社すると全く出世できない。そこを、大々的に「総合職」でとったらいかがでしょう?
企業の方が、そのように広く大きな視野にたって、「新人を育てる」ことをしてくれたら、進学校に何気なく進学し(頭はいい)たが実は所得の面で大学進学は難しいと感じている人材をたくさん紹介できそうな気がします。
プロ野球界だって、「高卒」と「大卒」を上手にとりわけて球団を作っていますよね。
日本は、少子高齢化と格差拡大で相当難しい舵取りが迫られていますが、ワタシが所属している「教育&就職ビジネス」の業界(はっきり言って、学問を担う大学ななど全国に100もないでしょう!)に大きく手をいれて、高度成長期のように、
「優秀な人材を高校からとり、企業の重要なポジションまで育て上げる」
という戦略はいかがでしょうか?
昔、銀行員は高校から採用されてました。今、すべて大卒採用ですよね。 昔に戻してもいいと思いますよ。