「憲法改正」と自民党総裁選 |
<あるニュースの貼り付け>
自民党の石破茂元幹事長は29日、東京都内で講演し、党総裁選のキャッチコピー「正直、公正」が安倍晋三首相(総裁)への個人攻撃だと批判されていることに対し「そんなことは言っていない。自分がそうありたいと思っているだけだ」と述べ、キャッチコピーを封印しない考えを示した。
日本全体を見渡してみて、安倍晋三総理大臣の評価を「正直であり、公正である」と感じている人はたぶん一人もいない。
「権力はあるけれど、不公平な扱いをしているわね」という感想が大多数だろう。石破茂が、「正直、公正」というキャッチコピーを使ったことは、国民に対して極めて正直である。
「石破(茂)本人と石破についた議員は徹底して干し上げる」
自民党内には安倍首相自身が語ったとされる言葉が大きな波紋を広げている。安倍側近が語る。「総理は石破氏が総裁選で森友・加計学園問題を蒸し返そうとしていることに腸が煮えくり返っている。石破氏に味方した者も許さないつもりだ」
ひゃ~っ 恐ろしい! 自分に都合の悪い奴は徹底的に叩き潰されるのか?
そもそも、「モリカケ問題」とは、安倍晋三が「ワタクシか妻が、この問題に関与したのが事実ならば、総理大臣も国会議員も辞める」と国会内の発言として口にだしたのがきっかけである。その発言によって、佐川君などの偽証や官僚の自殺などの事件が約1年間続いたのである。これを官僚の不祥事のよううに矮小化した奴らを許していいのだろうか?
では、安倍晋三の政策ビラも載せる
と明記しているのだが、我々国民も自民党の党員さえも、この改憲4項目に関して判っていないと思われる。
改憲4項目は保岡興治本部長が提起した。9条や教育無償化のほか、大規模災害などの際に国会議員の任期を延長する緊急事態条項、参院選の「合区」解消を挙げた。
保岡氏は「遅くとも年内をメドに衆参両院の憲法審査会に提案できる党の具体案をつくる」と表明。「幹部会は党の提案のもとになる案を作成することが役割だ。具体的な案を出すことで国民の理解が深まり、正しい判断を求めることができる」と強調した。
6日の幹部会合は、憲法改正を進めるために体制を拡充してから初めての会合。保岡氏や高村正彦副総裁、下村博文幹事長代行、石破茂前地方創生相らが出席した。
石破氏は「12年の党憲法改正草案をどう取り扱うかが重要だ」と述べた。改憲草案では9条を改正して「国防軍」創設を明記するとしており、整合性をただした。
この記事は2017/6/6 10:48 (2017/6/6 12:42更新)
安倍晋三という男は、リップサービスだけは達者な奴で、「全力を挙げて」なんてよく口にする。そして、憲法改正が自分の政治生命の悲願であるらしい。ならば、たとえ自分が「モリカケ問題」で瀕死の重傷を負ったとしても、北朝鮮問題が急展開したとしても、憲法改正推進本部だけは粛々と仕事をしたらどうなんだ。政局にかまけて何もしていないならば、推進本部をつくる意味もないではないか!
石破氏は「12年の党憲法改正草案をどう取り扱うかが重要だ」と述べた。
この憲法改正草案では、自衛隊とは明記されておらず、「国防軍」の呼称を使っている。「自衛隊」と「国防軍」では言葉の意味が相当違うと思うのだが、自民党内はこのことに関して議論しているのだろうか? しかも、この12年の憲法改正草案では、高等教育を含む教育の無償化に関しても触れていない。つまり、自民党は、口だけは「憲法改正」と言うが、実質の議論は平成24年(2012年)から一歩も進んでいないのだ。
安倍晋三の考えを整理する。