検察審査会の深い闇 |
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2017年 09月 24日
全国の毒舌ファンの皆様おはようございます。Tommyセンセです。 ワタシは“政治経済”の先生ですので、ニュースな出来事も、“政治経済入門編”視点で解説します。 本日は、“検察審査会” この図は、れっきとした公共団体のHPからのもの。 ご存知のように、日本では刑事事件の有罪率は99.9%なのです。https://dorama9.com/2016/06/20/post-1268/ この異様な数字の髙さの最大の理由が、検察官が、無罪になりそうな案件を“不起訴”としてしまうからのです。被害者からの視点では、「裁判にもならないままの無罪」にやりきれない思いを抱くはずです。 このような問題を救済するために作られたのが、検察審査会です。 この検察審査会は、弁護士と民間の有権者11人で組織され、事件ごとに、民間人の票数も加えて、“起訴した方がよい”“起訴しなくても良い”の議決を出す制度でして、“起訴相当”となれば、検察に差し戻されます。2007年くらいの一連の司法制度改革によって、検察審査会の権限が強化され、2回目の訴えも行われるようになりました。 簡単に市民感覚で言えば、“泣き寝入り”をなくしましょう!という制度です。 ところが、どうもこの検察審査会が、民間人で議決されるにしては浮き世離れしている。 一番新しい事件では、 という出来事があった。 この記事は、毎日新聞発であるから、まだ優しい表現で済ませているが、この事件の加害者は、安倍晋三の提灯記事を書きまくり、国家権力を私物化して逮捕を取り下げてもらった、山口敬之という大悪党ジャーナリストである。 ということで、 この検察審査会という制度であるが、どうも政権サイドに都合のいい使われ方をしている。 リテラの記事の中でも <貼り付け> しかし、事件自体に数々の証拠が揃っていながら、検察審査会はなぜかこの問題に蓋をしてしまった。じつは検察審査会では、安倍政権絡みの事件での不起訴に対する不服申し立てについては、同様の「不起訴相当」の議決がつづいている。かなり悪質だった甘利明・元経済再生相の金銭授受問題でも、証拠隠滅のためハードディスクをドリルで破壊した小渕優子・元経産相の政治資金事件も「不起訴相当」という議決だった。 <貼り付け終わり> 状況証拠はそろっているので、お披露目 ①小沢一郎は、検察審査会によって強制起訴に追い込まれた。 ②自民党の小渕からみでは、不起訴 ③自民党の甘利元大臣でも、不起訴 ④小沢一郎氏と同じ、西松建設からの献金問題では、自民党二階サイドは不起訴。 これだけ状況証拠がそろうと、日本の司法機構はホントに中立なのか? と言う疑問が起き、もっと言えば ホントに検察審査会は行われているのか? という疑問も出てくる。 司法制度が改革され、“裁判員裁判”は大々的に報道もされ、裁判員のインタビューなども行われてきたが、この検察審査会の不可解さは、依然として司法の大きな闇である。
by tommyjhon
| 2017-09-24 06:15
| 現代社会の授業
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