2017年 04月 22日
森友学園問題がテレビに出なくなった訳 |
全国の毒舌ファンの皆様、おはようございます。Tommyセンセです。
ただ今、
1年現代社会の授業では、「社会契約論」をはじめ、国家とは何か? 自然権とは何か? 自然法とは何か? という授業を展開中。3年生では、正反対に「アダムスミスの古典派経済学」「JMケインズの近代経済学」「Mフリードマン流のサプライサイド経済学」というような“原理原論系(理屈で理解するってこと)”を展開中。3年生も、政治言論からやれば教材の準備だとか研究だとかが少なくて済むのに、どうしてかと言えば、3年生は「政治」と「経済」のどちらの分野から先にやるかを生徒に選択させているからである。もし、36HRのS君が“経済!”と言わなければ楽だった。
その経済原論系の3年授業では、Aスミス⇒JMケインズ⇒Mフリードマンと進んで行った。第2次世界大戦後、社会主義国以外の国では、ほぼすべてがJMケインズの理念のもとに国家建設を進めていった。すべての国が福祉国家を目指し、すべての国が財政政策に重きをおいた経済政策を取り入れた。しかし、この経済政策は、国の巨額な財政赤字を招き、国民は逆に高額な税金に悩むことになる。
先日、麻生財務大臣は、NYの記者会見で、消費税増税の可能性について、前向きな発言をした。この記事には、「なぜだろう?」という反応が多い。消費税UPを延期した2014年とさほど景気は変わっていないからだ。
しかし、JMケインズ的に言えば、税というのは、ある意味の“担保”であって、借金の形みたいなものである。だから、財務省は「もう政策の分は、やってしまったのでこれからは税金で取り返す」という動機が働いている。
したがって、税金を払いたくないのなら、政府の政策をどんどん削らなければダメだ、という議論になる。これが、さきほどあげたMフリードマン流のサプライサイド側にたつ経済理論である。Mフリードマンは、減税と民営化によって企業を活性化させるべきだと主張している。
Mフリードマン流を日本で導入した事実としては、中曽根首相時代の3公社民営化(JT・JR・NTT)小泉純一郎の郵政民営化と道路公団民営化がある。アメリカでは、ブッシュが戦争を民営化した(2001年、2003年の戦争)。今や、アメリカの軍隊は、戦争管理会社が提供する設備に便乗して、兵士が仕事に行くだけになっているのだ。
それに続くのが、安倍晋三である。だから加計学園に公有地を提供したり、森友学園にただみたいな金で公有地を払い下げたりするのだ。
・・・・・こういう風に説明したら、生徒は反応良く理解した。
そういう森友学園問題であるが、全く解決などしていない。それどころか、どんどんホコリがでてきている。
これも、
これも、
これも。
この3つのサイトは、毎日ワタシがチェックしているサイトなのですが、ネット上は追究の手を休めないのに、大手メディアは4/20から完全に店じまい(手じまい)をしている。
その理由が、これ!
今、ここのサイトだけが、無料で過去の首相動静を見ることの出来るサイトである。
何か気になるニュースがあれば、この首相動静から判断するとよいのです。
<例えば4/21の首相動静>
午前8時34分から同45分まで、閣議。同46分から同57分まで、山本有ニ農林水産相。同58分から同9時40分まで、谷内正太郎国家安全保障局長、石兼公博外務省総合外交政策局長、防衛省の前田哲防衛政策局長、河野克俊統合幕僚長。
<貼り付け終わり>
ここに出てくる、“谷内正太郎国家安全保障局長”が日本の防衛政策を決めるトップなので、この人が安倍と会っている時間が長いと、そういう話題なのだなと良くわかる。
さて、森友学園問題の結論。
これは、4/17の首相動静に書かれた注目の一行!
午後6時38分、同所発。同52分、東京・赤坂の日本料理店「古母里」着。日枝久フジテレビ会長らと会食。
きっと、この“みんなでごはん”の中において、「もうそろそろ森友学園問題も、お茶の間で飽きたみたいだから終わりにしてネ」という会話が交わされたのだろう!
by tommyjhon
| 2017-04-22 06:17
| 現代社会の授業
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