トランプ政権と誰も言わない偏向的な経済報道 |
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2017年 02月 05日
全国の毒舌ファンの皆さまおはようございます。Tommyセンセです。 ということで、ちょっとトランプ政権と経済の話。 なんだかんだで、毎日のトップニュースを独占するトランプ大統領。 ワタシは、毎朝ニッポン放送の「高島ヒデタケの朝ラジ」を聞きながら通勤しているが、ニッポン放送は明らかな反トランプ報道ばかりで、このラジオばかりだと、本当にトランプは得体のしれない摩訶不思議な強欲じいさんとしか聞こえない。 この調子だと、本日日曜日の「わかってそうな人々による政治経済の雑談番組」でも、トランプが主役で、且つ「よくわからない」で終わってしまうのだろう。 (僕は見ないけど) トランプ大統領は、 「日本と中国は外国為替を不正に操作している」 「したがって、アメリカ製品よりも安い中国製品や日本製品が市場に出回って、アメリカの製造業がだめになった」 「アメリカの労働者の雇用を復活させるためには、中国や日本に為替操作をやめさせる」 と毎回言っている。 これは、その通りである。 日本と中国は物凄い為替操作をしている。 これは、ちょくちょく参考にしているサイトから戴いた画像だが、中国の躍進は、「意図的な人民元安」によってもたらされたものである。(絶対に日本の教科書には書かれない) また、日本の経済も「円安政策」を基調として経済発展をしてきた。 日本の国は、常に「貿易収支の黒字」に支えられてきた。普通ならば、貿易収支が黒字だと、ドル売り円買いに動く(そうしないと日本の労働者に給料が渡らない)から、円高になるはずである。 日本も中国も、工業立国ならば、「円高」「人民元高」になるはずである。(外国為替市場の自由調節機能によって理論上必ず、そうなる) ところが、日本も中国も、「円安」「人民元安」の相場を意図的に(官製相場として)作ってきた。それはすべて、輸出に頼る大企業のためなのだ。 (小泉首相と安倍首相の経済政策は、ずばり円安市場の形成だけだ) しかし、「円安」「人民元安」政策のためには、大量のドル買いを行わなければ「円安・人民元安」にならない。中国人(中国政府)や日本人(日本政府・日銀)が買った大量のドルは、どこに行っているのか? これがほとんど、アメリカ国債となるのである。 だから、日本や中国は、アメリカ市場に安く製品を売るために、アメリカ国債を大量購入し、アメリカの財政赤字を補てんしているのだ。 したがって、トランプの中国と日本に対する警告が、アメリカ合衆国財政に直接影響が出てくるのだが、トランプはわかっているのだろうか? おそらく、日本と中国が「円高」「人民元高」になると、アメリカ国債は暴落する。 これは見ものだ。アメリカ国債が暴落する中で、「公共投資」など出来るものだろうか? でもでも、日本の経済解説は、「円高」や「円安」と主力貿易品の話ばかりするが、債権の話は絶対しない。本当に絶対しない。 もしも、トランプが「円安政策批判」をしたら、すぐにアメリカ国債を売ればいいのに、日本人は売らない。 もしも、今後「円高」が続けば、日本の持っているドル資産の価値はどんどん目減りするのだ。今、ドルが安いうちにどんどん売ってしまった方がよいのに・・・・・・ だから、日本の円安政策は、「日本の保持しているドル資産の価値を下げないため」にも行われている。 こういう歪んだ状況(日本人は、ドルを支えるために働いている)を認識しないと始まらない。 「あんまり、日本に要求ばかりすると、国債を売るぞ!」って トランプに言えばいいのに!
by tommyjhon
| 2017-02-05 07:08
| 現代社会の授業
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