地震に関連して(名案が浮かんだ) |
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2016年 04月 17日
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。 Tommyセンセです。 ということで、九州で大地震。ワタシのブログには局地的に熊本県の読者がおり、大変心配である。FB(フェイスブック)友達の動向を見ているととりあへずは無事のようだ。 少し関わっている高校野球業界では、清水の某私立高校から、九州東海大学(あの潰された学生寮のところ)に進学した生徒も少なからずいるらしい。 我々が住んでいる静岡県は、もう数十年も前から、“東海大地震がやってくる”とある学者さん達が騒いでいたので、出来る限りの防災・耐震の備えをしている県であろう。東日本大震災の後からは、地域の防災訓練がより緻密になった。(そろそろうんざりしていたこの頃だ)。 静岡県では、何よりも「防災・耐震のため」なら優先して予算がおりる県である。一見、余分なことであっても「防災・耐震」のためなら文句が言えないのだ。 とにかく、一番気に入らないのが、4階建て以上の学校には必ず取り付けられている「非難シューター」という機械である。エレベーターが一つしかない高層ビルなら必要かも知れないが、学校などの公共建築は幅広い階段が何方向にもあって、いざという場合には、その「非難シューター」を敷設する時間で、生徒全員が下に降りられる。どんな災害でも100%使われない機械なのだ。しかし、学校では「とりあへず付けておく」のである。 何でだろう? ともかく、静岡県で「東海大地震が起きるかも知れない」と騒いでいた間に、全国くまなく各地で、まるで東海地区を避けるかのごとく大地震が起きた。北海道、東北、中越、阪神淡路、九州、・・・・少し申し訳ない。 結果的に得た知見は、「日本で地震が起きないところはない」のである。 ワタシは↓の本で地震の歴史を学んだ。 これはかなりお勧め本で、前史時代の遺跡(縄文とか弥生とか)には、地震によって、その住居を捨てたとみられる証拠が出土するし、豊臣秀吉は2回も大地震にあって地震恐怖症になったことなどが正確な記録(考古学だからネ)で記されている。 ワタシが、日本史を教えていた時は、あのだらだらとした江戸時代を、楽に理解するためには、飢饉とか大噴火とか地震とかの災害年表を中心に理解させたこともあった。 寛永の大飢饉、享保の大飢饉、天明の大飢饉、天保の大飢饉、富士山噴火、浅間山噴火、安政の大地震、とね。 ということで、テレビをつけてもネットを巡っても、地震のことばかり考えさせられるが、テレビのコメンテーターが言っていたことで一番心に響いたのは、日本で大地震が頻発して、同じような被害状況が繰り替えされているのも関わらず、日本の行政は「避難民」に関しての対策が何も出来ていない。ということだ。 テレビのレポーターは真面目な顔で、「体育館に暮らす人たちは、4日目ともなって疲労の色が濃くなっています」などとステレオタイプのレポートを繰り返すが、体育館さえあればそれで避難民対策なのだろうか? 外国では、こういう時のためにすぐにトレーラーハウスを用意するという。これは素晴らしい方法である。 例えば、全国の各自治体で普通免許でも運転できるキャンピングカーを数台用意し、通常はレジャー用にレンタルしてランニングコストを稼ぎ(レンタカー会社に委託しても良い)、いざとなったら、すぐに被災地に持って行く。などという案はどうだろう。 各県、各市の財政事情であれば各市3台揃えるのが精一杯であろうが、全国的に実施すればたちどころに数千台のキャンピングカーが用意できる。いつもは全国に散らばっていても、いざ地震となったら2,3日で集結できるだろう。(市の職員が運転して持って行けばよい。帰りは新幹線で帰ってね)。キャンピングカーさえあれば、一家族が路上で、それなりの快適な寝室が確保できるのである。 どうかね、この案は! 普段は、各市の住民が格安でレンタルできて遊びに使える。というのがミソだ。 例えば、こんなヤツ。500万くらいだそうだ。各自治体に一つは常備して欲しい。
by tommyjhon
| 2016-04-17 11:42
| 現代社会の授業
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