理想の国家を取り戻せ |
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2016年 03月 06日
全国の毒舌ファンの皆さま おはようございます。 Tommyセンセです。 ということで、この頃の政治談議の中心は ① アメリカの大統領候補選でトランプ氏の勢いがとまらないこと。 ② 参議院選に向けて、野党の再編が起こりそうなこと。(民主党の党名変更を含めて) ③ 辺野古に関する自民党が、和解案を受け入れたこと ちょっと、寸評を。 まず、トランプ氏に関しては、どうもメディアの言説は、「我々が解説できない人物は、めんどくさいから消えてほしい」という流れです。共和党内で反トランプ勢力が結集したことを、みんな喜んで書いていました。そもそも、アメリカの政治情勢をわかる人が日本にはほとんどいないので、トランプ氏になぜ人気が集まったているのか?解説できていません。トランプ氏流の、政治運動をポピュリズムというのです。日本人はポピュリズムをポピュラリズムと同義語だと勘違いしてますが、 ポピュリズムとは、人民主義のことである。大衆主義ともいう。これは単なる人気取りのためのご都合主義ではなく、現状の支配体制の中で押しつぶされてきた民衆の怨嗟の声(うめき声)を集めて思想化しものである。この思想の対局は、一部エリートが政治を握る寡頭政治にある。 トランプ氏は、大富豪であるが、今アメリカ合衆国を支配する、HYの金融業界および軍産複合体とは、まったく違う思想である。一言でいうと、「アメリカ ファースト」(アメリカ人第一主義)というものであろう。 他の国のことなどどうでもよい。政界の平和などくそくらえ、とにかく、アメリカ人がアメリカ人らしく幸せならばそれでいいのだ。という極めて単純な思想である。だからこそ、一見すると大衆社会の敵ともいえる大富豪であろうと支持されている。 それに比べて、本命と言われるヒラリークリントンは、NYの金融資本と軍産複合体をバックにつけた、明らかな「世界制覇思想」の持ち主である。彼女が政権をとると絶対にアメリカは好戦的な国家として生き残る。日本人は、“民主党”という名だけで、なんとなく平和主義的なイメージをもつが、初の黒人大統領であるオバマが完全な例外(結局オバマの8年間は戦争をしなかった。そしてアメリカべったりのメディアはオバマをよく書かない)なのでっあって、民主党とは、 「世界中に民主主義を広めよう!そのためには独裁政権を打倒しよう!」という思想である。クリントンおばさんの顔には、多くの女性の表情から湧き出てくる“慈悲”という感じが全く見えない。 おそらく、多くのアメリカ人は、「よその国のことなんどうでもいい、もっと自分の国の自分の国民のことをもっと考えてくれ」と思っているに違いない。 それが、トランプ氏やサンダース(社会主義者だと「いわれる)氏を支持する底流であろう。 そして日本は、 野党が、7月の参議院選に向けて動き出した。 また、 沖縄では辺野古移設に関する裁判所の和解案を自民党が了承し たこと。 これらも、すべて一つの思想に集約される。 「対米従属もしくは対米隷属」派と「日本独立」派の攻防である。 ただし、日本の場合は、メディアも対米隷属派であって、記事が偏向しているし、国家官僚はそれに輪をかけての対米隷属派であるから、「日本独立」の思想を完全に、無視しているのである。 多くの日本人は、「辺野古の移設策は少なくても県外」という政策をかつての総理大臣が表明していたことを忘れ去ろうとしている。鳩山由紀夫元総理のことだ。そして、今、鳩山由紀夫といえば、日本人の誰もが「宇宙人的なおかしな考えの持ち主」とレッテルを貼っている。 冷静に考えてみて、日本の国土の中に、外国の軍隊の基地が平然と残っているのがそもそおかしいのである。しかも、その2つの国は同盟関係にあるという。これは完全な詭弁であって、同盟ならな同盟国の主権も尊重せねばならないし、その国民が、どう見ても不条理な基地によってくるしめられているのならば、その同盟国の主張を尊重しなければならない。鳩山元首相は、極めてまっとうな意見を表明したに過ぎない。 しかし、日本のメディアと官僚群は、寄ってたかって、当時の民主党を袋叩きにした。2009年8月の衆議院選挙は、本当の日本人の本当のポピュリズムが具体化した結果だったのである。 しかし、日本のメディアと官僚たちは、まったくこの思想を理解できず、「対米隷属」一辺倒の考えを捨てきれず、警察&検察&司法の官僚群は、小沢一郎を抹殺し、外務省は、県外移設案をリークして握り潰し、メディアは対米隷属に完璧なままに転向していった。 鳩山と小沢一郎を追い出した民主党は、官僚と仲良くすることが政権維持に一番重要などわかり、TPPへの参加(菅直人)や消費税増税(野田)などの政策を実現しようとした。しかし、官僚と手を結んだことによって、どんどん民衆の支持を失っていったのが今のありさまである。 民主党の諸君、 党名などはどうでもよい。 我々、日本人の本当のポピュリズムを受け止める政党であってほしいのだ。 今の日本人は、対米隷属一辺倒のメディアと官僚群の思想改造によって、自分の国のことをよりもまずアメリカのことを考える変な思考をするようになってしまった。 ・・・・・なんて言うと、アメリカが許すわけがないよ・・・・・ ・・・・・とは言ってもアメリカがねえ・・・・・・ という思考から脱却しないと、真の日本の独立はないのである。 トランプが、「アメリカ ファースト」の思想によってあれだけ支持をえるのだから、日本においても、「日本が大事」という思想を売り出して支持を得ることだってできるはずだ。 ちなみに、日本でこのような政治思想をもっていたのは、「田中角栄」と「小沢一郎」の2人だけである。 日本の公教育では、教えてはいけないことになっているが、書いてしまった。
by tommyjhon
| 2016-03-06 10:58
| 現代社会の授業
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