全国の毒舌ファンの皆さま おはようございます。 Tommyセンセです。
ということで、今日はセンター試験の初日です。我が『公民』は本日の最初の試験科目です。昨日も遅くまで往生際の悪い生徒たちが勉強していました。今のところ、「試験会場に向かう夜行バスが転落」などというニュースは流れていません。2,3回前の記事で、センター試験に関する件はすべて載せておきました。気になる方はこちらで
で、前回は静岡県の各高校から責任者を集めた臨時研究集会の記事。ここでは、先進高校の事例(神奈川県立S高校)が発表されたり、文科省&総務省の編集した副読本
の使い方などが講義された。
要するに、この研究集会の目的は、「良識ある主権者に育てるために年間指導計画を立てて、この副読本の示すとおりにALで授業をやってみましょう」
ということであった。
今の時点で、私は猛烈に反省している。
自分の専門教科が「公民」であるだけに、この選挙権が18歳に引き下げられたことを素直に喜び、高校生を“真の主権者”に育てるべく頑張ろうと決意を固めていたが、
どうやら、私が思い抱く“健全な主権者”と、文科省が思い描く“真の主権者”とは、似て非なるものであったのだった。
ワタシの考えた健全な主権者像は、
「真実を求め、マスコミの扇動に負けず、世の中で一番大切なものは何か?を常に考え、確固たる思想を持ち、行動する」人間である。
文科省および総務省の考える主権者とは
「様々な意見を聞き、議論を重ね、お互いの考えを尊重し、身近な話題から始めて社会参加意識をち、そして行動する」
人間らしい。
単純にいうと、私が理想とするのは「戦う主権者」
社会が必要とするのは「健全な主権者」なのだとつくづく実感し、反省した。
ワタシが間違っているのだと反省しているわけではない。日本社会がまだこんなレベルであることを全然理解していなかったことを反省しているのである。
「様々な意見を聞き、議論を重ね、お互いの考えを尊重し、身近な話題から始めて社会参加意識をち、そして行動する」
主権者が何千万人も育てられようとしても決して社会は良くならない。様々な議論を聞きながら、世界の大きな枠の中で巧妙に騙されて、強欲な資本主義の餌食になるだけである。
結果的に騙されて、最終的には『自己責任』というすべての解決単語を背負わされて死んでいくだけである。日本人のほとんどが、「政府・マスコミ・企業」に洗脳され、コキ使われ、紙くずのように捨てられることを理解していない。
私が理想とする主権者とは、
を頑張って2か月間くらいかけて読破し、「強欲な資本主義」の恐ろしさを肌で感じ、
このナオミクラインの大著作を賛美している、堤美果氏の
やをじっくり読んで、日本とアメリカの情けない属国関係に涙し
下條竜夫氏の物理学者&実験家としての視点から、今のマスコミ報道がいかに皮相的で、ミスリードが多く、政府が本当のことを隠しているかを知り、
時には、ネットで、安倍首相の動きをチェックし、
午前】7時7分、官邸。13分、世耕弘成官房副長官。8時18分、閣議。28分、世耕官房副長官。45分、国会。48分、参院第1委員会室で麻生太郎副総理兼財務相。51分、参院予算委員会。11時59分、官邸。
【午後】0時56分、国会。1時、参院予算委。5時5分、官邸。25分、北村滋内閣情報官。50分、アメリカン・エンタープライズ研究所のブルックス所長、フリードマン理事長。河井克行、長谷川栄一両首相補佐官、北村内閣情報官同席。6時26分、外務省の斎木昭隆外務事務次官、石兼公博アジア大洋州局長。39分、公邸。
ここに登場する「アメリカンエンタープライズ」とは何か?を調べ、
(ここは、アメリカのシンクタンクの中でも強面のネオコン派の巣窟であるらしい。)
そうして、アメリカンエンタープライズでグーグル検索し
や
をチラッと読み
あっ
ナオミクライン氏が、大著『ショックドクトリン』で、目の敵・悪の権化・強欲資本主義の始祖・世紀の大悪党・
ケインズ博士の宿敵(時代はずれるが)とレッテル貼を行った
大悪党ミルトンフリードマンがこのシンクタンクの創設に絡んでいることを知り、
やはり、日本人は騙されるぞ! このまま危ないぞ! と気づくのが私の考える“真の主権者”である。
ちなみに、
上にリンクを貼ったサイトの両方で紹介されているが
のミルトンフリードマンの思想とは
<略>
こ
ネオコンの経済政策である新自由主義を提唱してきたのが、シュトラウスと同じシカゴ大学の教授ミルトン・フリードマンである。
ノーベル経済学賞受賞者であるミルトン・フリードマンは「自由主義の元祖」とか「構造改革の元祖」と呼ばれてきた。そのフリードマンが1962年に出版した『資本主義と自由』という本には、廃止すべき政策として次のものが挙げられている。- 農産品の政府による買取り保証価格制度
- 輸入関税または輸出制限
- 産出規制
- 家賃統制、全面的な物価・賃金統制
- 法定の最低賃金や価格上限
- 細部にわたる産業規制
- 連邦通信委員会によるラジオとテレビの規制
- 現行の社会保障制度
- 特定事業・職業の免許制度
- 公営住宅
- 平時の徴兵制
- 国立公園
- 営利目的での郵便事業の法的廃止
- 公営の有料道路
<以下略>
というものである。
こいつの凶悪な思想を絶対に広めてはいけない。
現在、私が勧めている“経済分野”のアクテヴィラーニングでは、最終的に、このくそ野郎の思想を叩き潰すことを目的としている(一言も書かないけどね)