2014年 10月 02日
麻生財務省の大失態と経済に関して |
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommy先生です。
今日は、一部で話題沸騰の「麻生財務省の激励申し上げる発言」の映像から
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4020.html
自民党の麻生太郎副首相が9月29日に放送されたNHKの「ニュースウォッチ9」で、御嶽山噴火で被害にあった方々に対して「激励申し上げます」と発言していたことが判明しました。
激励は励ましたり、奮い立たせる言葉で、このような時に使うような言葉ではありません。普通は「お悔やみ申し上げます」等と言うべきで、麻生氏の無知さを示した瞬間だと言えます。
まあ、やっぱり麻生だ。というほど情けないご発言。
このような方が、財務大臣をやっているのですから、日本の景気はよくなるわけがないでしょう。
この1年間。アベノミクスと騒いで来ました。その理由は、単純な「円安」政策。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153774/1
<貼り付け始め>
安倍首相は、相変わらず「アベノミクスで景気は上向いた」とか言っている。その根拠は株価の上昇だ。日経平均は9月25日に1万6374円をつけた。6年11カ月ぶりの高値だが、これは、あくまで日本円の世界だけの話。ドル換算すると、アベノミクスの“真実”が見えてくる。
「このグローバル経済時代ですから、日本円だけで見ていると実態を見誤ります。株価も統計も、国際的にはドルベースで評価される。ドル建てで見れば、株価もたいして上がっていないことが分かります」(RFSマネジメント・チーフエコノミストの田代秀敏氏)
年初来高値の1万6374円も、1ドル=109円で計算すれば150ドル程度。実は、アベノミクスの異次元緩和が始まってから、ドル建ての株価はほとんど上がっていない。昨年末が約155ドルだった。ちょっと前までは下がり続けていたことになる。
■GDPは中国の半分
「それ以上に深刻なのは、GDPの激減です。民主党政権の12年までは、ドル建ての名目GDPは増えていた。ところが、アベノミクスの円安政策によってガクンと減ってしまったのです。今年6月には、一気に中国の半分以下の水準に縮んでしまった。世界的に見れば、中国の半分以下の経済規模しかない国では投資する魅力は減る一方。しかも、通貨の実力を示す購買力平価を用いて換算した場合、日本のGDPは、今や中国の3分の1しかありません」(田代秀敏氏)
2012年の日本の名目GDPはドル換算で5兆9378億ドル。それが2013年には4兆9015億ドルに減った。2014年は、IMF推計によれば、日本が4兆8463億ドルで、中国は10兆275億ドルだ。
アベノミクスの2年間で、1兆ドル=100兆円以上が吹っ飛んでしまったのである。
<貼り付け終わり>
というように、結局は「円高」「円安」が実体経済にそれほど関係ないことがわかったはずです。
ワタシは、1987年からのバブル経済を経験しています。日本人は、このバブル経済を目の敵のように批判的に論じますが、あの当時、日本は「プラザ合意」によって超円高政策をとらされました。だから、1986年は当然のごとく「円高不況」に見舞われましたが、それから一転、1987年からは、史上稀に見る好景気“バブル経済”が始まります。これは、日本政府が、好景気なのに、不況対策(低金利政策など)を行い続けた結果でして、円高・円安で考えれば、「円高なのに、日本製品が売れた」ことを意味してます。それはそうでしょう。円高ならば、輸入品は安くて済みますし、輸出品は“円高なのに売れた”のならば儲かるに決まってます。
日本は、「円高なのに儲かる」システムをつくるべきなのです。リーマンショックの時も、急激な円高におそわれました。円が信用されているからです。
しかも、日本は現在“内需牽引型”の経済構造をしていますから、内需さえ大きくなれば経済は回復します。プラザ合意の時も「内需拡大」が合い言葉だったのです。
我々が普通に生活していても、「あと、ガソリンが20円安かったら、どんどん遊びに行けるのになあ」と思います。
ところが、「円高でも儲かる」ってのは、相当苦しい。 血のにじむような努力が必要です。
逆に、自国の通貨安政策は「楽をしてちょっと儲かる」という政策です。しかも「通貨安戦争」に突入した場合、この為替レートを国家単位で管理している国に絶対勝てません。それが、中国です。
彼らは、為替レートを堂々と管理しています(管理変動相場制)から、通貨安での輸出増加を国策化してます、

中国の経済躍進の理由は、この激安な人民元です。もはや日本がどうあがいても、激安人民元には勝てないと思いますよね。
今日は、一部で話題沸騰の「麻生財務省の激励申し上げる発言」の映像から
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4020.html
自民党の麻生太郎副首相が9月29日に放送されたNHKの「ニュースウォッチ9」で、御嶽山噴火で被害にあった方々に対して「激励申し上げます」と発言していたことが判明しました。
激励は励ましたり、奮い立たせる言葉で、このような時に使うような言葉ではありません。普通は「お悔やみ申し上げます」等と言うべきで、麻生氏の無知さを示した瞬間だと言えます。
まあ、やっぱり麻生だ。というほど情けないご発言。
このような方が、財務大臣をやっているのですから、日本の景気はよくなるわけがないでしょう。
この1年間。アベノミクスと騒いで来ました。その理由は、単純な「円安」政策。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153774/1
<貼り付け始め>
安倍首相は、相変わらず「アベノミクスで景気は上向いた」とか言っている。その根拠は株価の上昇だ。日経平均は9月25日に1万6374円をつけた。6年11カ月ぶりの高値だが、これは、あくまで日本円の世界だけの話。ドル換算すると、アベノミクスの“真実”が見えてくる。
「このグローバル経済時代ですから、日本円だけで見ていると実態を見誤ります。株価も統計も、国際的にはドルベースで評価される。ドル建てで見れば、株価もたいして上がっていないことが分かります」(RFSマネジメント・チーフエコノミストの田代秀敏氏)
年初来高値の1万6374円も、1ドル=109円で計算すれば150ドル程度。実は、アベノミクスの異次元緩和が始まってから、ドル建ての株価はほとんど上がっていない。昨年末が約155ドルだった。ちょっと前までは下がり続けていたことになる。
■GDPは中国の半分
「それ以上に深刻なのは、GDPの激減です。民主党政権の12年までは、ドル建ての名目GDPは増えていた。ところが、アベノミクスの円安政策によってガクンと減ってしまったのです。今年6月には、一気に中国の半分以下の水準に縮んでしまった。世界的に見れば、中国の半分以下の経済規模しかない国では投資する魅力は減る一方。しかも、通貨の実力を示す購買力平価を用いて換算した場合、日本のGDPは、今や中国の3分の1しかありません」(田代秀敏氏)
2012年の日本の名目GDPはドル換算で5兆9378億ドル。それが2013年には4兆9015億ドルに減った。2014年は、IMF推計によれば、日本が4兆8463億ドルで、中国は10兆275億ドルだ。
アベノミクスの2年間で、1兆ドル=100兆円以上が吹っ飛んでしまったのである。
<貼り付け終わり>
というように、結局は「円高」「円安」が実体経済にそれほど関係ないことがわかったはずです。
ワタシは、1987年からのバブル経済を経験しています。日本人は、このバブル経済を目の敵のように批判的に論じますが、あの当時、日本は「プラザ合意」によって超円高政策をとらされました。だから、1986年は当然のごとく「円高不況」に見舞われましたが、それから一転、1987年からは、史上稀に見る好景気“バブル経済”が始まります。これは、日本政府が、好景気なのに、不況対策(低金利政策など)を行い続けた結果でして、円高・円安で考えれば、「円高なのに、日本製品が売れた」ことを意味してます。それはそうでしょう。円高ならば、輸入品は安くて済みますし、輸出品は“円高なのに売れた”のならば儲かるに決まってます。
日本は、「円高なのに儲かる」システムをつくるべきなのです。リーマンショックの時も、急激な円高におそわれました。円が信用されているからです。
しかも、日本は現在“内需牽引型”の経済構造をしていますから、内需さえ大きくなれば経済は回復します。プラザ合意の時も「内需拡大」が合い言葉だったのです。
我々が普通に生活していても、「あと、ガソリンが20円安かったら、どんどん遊びに行けるのになあ」と思います。
ところが、「円高でも儲かる」ってのは、相当苦しい。 血のにじむような努力が必要です。
逆に、自国の通貨安政策は「楽をしてちょっと儲かる」という政策です。しかも「通貨安戦争」に突入した場合、この為替レートを国家単位で管理している国に絶対勝てません。それが、中国です。
彼らは、為替レートを堂々と管理しています(管理変動相場制)から、通貨安での輸出増加を国策化してます、

by tommyjhon
| 2014-10-02 04:43
| 現代社会の授業
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