2014年 02月 05日
消費税アップを考える |
全国55万人の毒舌ファンの皆様 おはようございます。 Tommy先生です。
前回に引き続き、経済のお話。
ということで、4月から消費税率が8%になります。こんなに国民が反対しているのに増税が行われるのです。なぜでしょう? 国の財政を握っている財務省のやり方は実に汚い。だいたいが「素人の総理大臣さん」の時をねらって増税を仕掛けてくるのです。今、立候補中の細川元総理の時も、深夜に増税記者会見をやりました。これは、実現しませんでしたが、野田アホ首相の時はまんまと乗せられて、三党合意を決めさせられました。これをアベ総理が引き継いでイエスと言ってしまったのですが、アベ首相は、財務省とかなり突っ込んで「法人税引き下げ」を考えているのでしょう。そうでなければ、増税するはずがありません。庶民より企業が好きなのです。
ワタシは、前回の消費税5%アップの時の様子を16年経った今でもまざまざと思い出すことが出来ます。消費税アップ後の日本経済は、バタバタと金融業者潰れバタバタと合併していきました。しかし、それらは金融ビッグバンと名前を変えて伝えられております。
なぜ、1997年の消費税アップをよく覚えているか。 それは、まさしくアップ前の駆け込み需要で、「土地&住宅」を買ったからです。そう言えば昨年15年点検をしましたし、外壁も2年前に塗り替えました。田んぼの中の一区画を造成し、一斉に売り出したのですが、1年で7区画すべてで家が建ち並びました。総額で5千万ほどの買い物でした。もちろん、ローンです。
そして今、我が家の隣が、全く同じ状況であります。たんぼの中の一区画を造成し、7件分の土地に区分けして売り出しております。だいたい1年前からでしょうか。明らかに消費税アップの駆け込み需要を狙った土地の売り出しです。ところが、これが売れません。未だに新規の入居者は一家族のみ。他に3件の建て売り物件がありまして、それは日本最大手の住宅会社が建てた「ソーラー設備付きエコ対応住宅」でして、最新設備満載のものです。価格は4千万ほど、(似たような規模でワタシが5千万、これがデフレというものです)それでも売れません。半年ほどしてやっと看板に、1件売約済みのマークが貼られました。
あわれなのは、この建て売りの家に飾られた“万国旗”みたいなものです。色あせてきました。そしてもっともっと可哀想なのが、この日本最大手住宅会社沼津支店の営業さん達です。ここ半年ほど、土曜日日曜日、そして祝日は、常に“売り出しセール”と称して、紅白テントを立てて道案内もたてて営業しています。もう半年間、土日の休みはありません。今年の寒波は身にしみます、それでも、スーツ姿でテントの前でたたずんでいます。でも売れません。
消費税アップの直前を比較しても、今の方が明らかに日本経済は悪い。誰も駆け込んで需要に走りません。おそらく、生涯で一番消費税を払うと思われる、「住宅」が売れません。日本は本当にお金がないのだと思います。住宅購入時、ワタシは35歳でした。25年の住宅ローンを組むとギリギリ定年だという意識もありました。おそらく、今の35歳前後の人たちの所得は、15年前よりも相当下がっているのです。もちろん、年功序列型賃金体系は崩れ、25年の住宅ローンを組む見通しが立たないでいる人も多いでしょう。
ワタシは、給与面でうらやましがられる公務員ですが、10年ほど前の給与表改正で、もう49歳からの昇級はなくなりました。昨年度の4月の給与に較べて、今年の1月の給与は4万円ほど下がっています。もはや何も贅沢する気分になりません。消費税アップ前の駆け込み購入もする予定はありません。(お酒だけは買いだめしようと思ってます)
こんなに駆け込み需要のない、消費マインドの冷え切った日本で、増税が行われたらどうなるのでしょう?
かえって落ち込み率が低くなり、あまり影響がでないのでしょうか?
それとも、奈落の底に沈むのでしょうか?
この答は解りません。でも確実に落ち込みます。
さて?本日の株価は?
前回に引き続き、経済のお話。
ということで、4月から消費税率が8%になります。こんなに国民が反対しているのに増税が行われるのです。なぜでしょう? 国の財政を握っている財務省のやり方は実に汚い。だいたいが「素人の総理大臣さん」の時をねらって増税を仕掛けてくるのです。今、立候補中の細川元総理の時も、深夜に増税記者会見をやりました。これは、実現しませんでしたが、野田アホ首相の時はまんまと乗せられて、三党合意を決めさせられました。これをアベ総理が引き継いでイエスと言ってしまったのですが、アベ首相は、財務省とかなり突っ込んで「法人税引き下げ」を考えているのでしょう。そうでなければ、増税するはずがありません。庶民より企業が好きなのです。
ワタシは、前回の消費税5%アップの時の様子を16年経った今でもまざまざと思い出すことが出来ます。消費税アップ後の日本経済は、バタバタと金融業者潰れバタバタと合併していきました。しかし、それらは金融ビッグバンと名前を変えて伝えられております。
なぜ、1997年の消費税アップをよく覚えているか。 それは、まさしくアップ前の駆け込み需要で、「土地&住宅」を買ったからです。そう言えば昨年15年点検をしましたし、外壁も2年前に塗り替えました。田んぼの中の一区画を造成し、一斉に売り出したのですが、1年で7区画すべてで家が建ち並びました。総額で5千万ほどの買い物でした。もちろん、ローンです。
そして今、我が家の隣が、全く同じ状況であります。たんぼの中の一区画を造成し、7件分の土地に区分けして売り出しております。だいたい1年前からでしょうか。明らかに消費税アップの駆け込み需要を狙った土地の売り出しです。ところが、これが売れません。未だに新規の入居者は一家族のみ。他に3件の建て売り物件がありまして、それは日本最大手の住宅会社が建てた「ソーラー設備付きエコ対応住宅」でして、最新設備満載のものです。価格は4千万ほど、(似たような規模でワタシが5千万、これがデフレというものです)それでも売れません。半年ほどしてやっと看板に、1件売約済みのマークが貼られました。
あわれなのは、この建て売りの家に飾られた“万国旗”みたいなものです。色あせてきました。そしてもっともっと可哀想なのが、この日本最大手住宅会社沼津支店の営業さん達です。ここ半年ほど、土曜日日曜日、そして祝日は、常に“売り出しセール”と称して、紅白テントを立てて道案内もたてて営業しています。もう半年間、土日の休みはありません。今年の寒波は身にしみます、それでも、スーツ姿でテントの前でたたずんでいます。でも売れません。
消費税アップの直前を比較しても、今の方が明らかに日本経済は悪い。誰も駆け込んで需要に走りません。おそらく、生涯で一番消費税を払うと思われる、「住宅」が売れません。日本は本当にお金がないのだと思います。住宅購入時、ワタシは35歳でした。25年の住宅ローンを組むとギリギリ定年だという意識もありました。おそらく、今の35歳前後の人たちの所得は、15年前よりも相当下がっているのです。もちろん、年功序列型賃金体系は崩れ、25年の住宅ローンを組む見通しが立たないでいる人も多いでしょう。
ワタシは、給与面でうらやましがられる公務員ですが、10年ほど前の給与表改正で、もう49歳からの昇級はなくなりました。昨年度の4月の給与に較べて、今年の1月の給与は4万円ほど下がっています。もはや何も贅沢する気分になりません。消費税アップ前の駆け込み購入もする予定はありません。(お酒だけは買いだめしようと思ってます)
こんなに駆け込み需要のない、消費マインドの冷え切った日本で、増税が行われたらどうなるのでしょう?
かえって落ち込み率が低くなり、あまり影響がでないのでしょうか?
それとも、奈落の底に沈むのでしょうか?
この答は解りません。でも確実に落ち込みます。
さて?本日の株価は?
by tommyjhon
| 2014-02-05 06:11
| 現代社会の授業
|
Comments(0)