頑張れSE高生(とその家族)+某F高生 |
なんと、前任高の某F高校が全国ニュースで取り上げられたらしい。元ワタシのアジトであった生活館に落雷があって、消防車まできたそうだ。 しかも、某F高は完全に停電し生徒は休校装置。静岡県全域でただ一つの休校らしく、それが全国ニュースとなった。
某SE高校でも、東海道線の遅れによって、一クラス10人くらいが遅刻(正式な遅刻にはならないけれど)。我がどら息子も、某高校に午後2時頃到着したらしい。
世間では、この嵐による休校をどのように感じるのだろうか? 「大変ね!」なのか「かわいそうにネ」なのか?ワタシの本音のホンネは「いいなあ」である。しかも「うまいやらしい」も付け加える。そもそも、世の中が忙しそうに働いている時に、自分だけブラブラしていることほど楽しいことはない。
いいな、某F高は・・・・・・某SE高校でも、もっと避雷針を高くして落雷が来ないかな!!!!!!!
ということで、時々覗き見している管理職の皆さん、ごめんなさい、不謹慎なことを書いてしまいました。全くもってアルマジロの行為なのですすので、生徒にとって有益でお詫びにまともなコトも書きます。
<閑話休題>
2学期は、「食欲の秋」で「勉強の秋」でもありますので、生徒の学習面で大きな進展のある時期です。3年生は、受験勉強が本格化しますし、1年生は、「文理選択」があり大きな人生の方針を決めます。
親御さんにいたっては、気をもんでどうしょうもない時が続きますが、どうかご心配にならないで下さい。生徒は、いたって普通に生活しています。
そもそも、「早く自分の進路を決めて、それに向かって勉強して、何か資格をとって、安定した将来を目指す」ようなことを考えているのは、親だけです(と、一部の教師)。これを「安心理論」といいます。こういう子供を持ちますと、親はとても安心です。「お母さん!、ワタシは困っている人を助けてあげるような仕事をしたいから、看護士を目指して、頑張るね」なんて言ってくれる娘をもつとそれはそれはもう安心。ああ、なんといい子でしょうと娘を自慢するでしょう。
しかし、そんな子供ばかりでは、日本をマクロ的にみるとかなり重傷と判断せざるおえませんか?この閉塞した日本社会では、
「あなた、将来のことをどう考えているの?」と問われたとき「さあ? よくわからないネ」と答える子供の方がむしろ必要とされているのです。進路や将来設計の出来ない子供達は、ぐずぐずしているのではなくて、「自分にはホントにいろいろな選択枝があるので、今は決められない」子供達なのです。彼らは、それを十分自覚してますが、それを素直に口に出すと烈火のごとく怒られるご時世なので、「さあ、ごもごも・・・・・・」でごまかしているのです。
そもそも、日本の最高学府である東京大学は、日本で唯一、学部&学科を入学時に決めなくてイイ大学です。単純に言えば、出来る奴はどんな勉強でもどんな仕事でも出来るのです。
したがって、「早く将来設計をして、資格などをゲットして安定した仕事に就きましょう」などというフレーズは、数々のリクルートビジネス業界が作り出した、仮想空間です。別に将来設計が決まった奴が、一生懸命勉強するわけではありません。もちろん、資格試験(消防とか)を目指して頑張っている高校生は存在しますが、それは%で見れば、ごくごく一部です。
受験生の多くは、志望大学に合格するのを目指して勉強してるのではなく、目の前に解らない問題があると悔しくて自分のプライドが許さないから、解りたいだけで勉強しているのです。 勉強は勉強なのです。目的はありません。「解ること」は素晴らしいことなのです。数学で言えば、「解を見つける」ことが素晴らしいのあって、その点数でボーダーラインとの差がどれくらいかなどが素晴らしいわけではありません。大人の世界であっても、「解」を見つけることが素晴らしいではありませんか(頑張れ半沢直樹、伊勢島ホテル再建の為の解を目指して)。「解を見つけることに、異常なプライドを感じ、あきらめずに立ち向かい、かぎられた時間の中で、結果をひねり出す」ことに卓越したモノが、大学に合格するのです。
全国の受験生を抱えているお父さん・お母さん、嘘だと思ったら、勉強している息子や娘に向かって「何で弁勉強しているの?」と問うて見てください。
「ふざけるな!!!!」と怒られますから。 チャンチャン