ナチス発言なんとか? |
昨日、麻生太郎元首相の講演会記録が駆け回りました。
記事全文は、
http://bylines.news.yahoo.co.jp/eikenitagaki/20130802-00026938?fb_action_ids=495729777172059&fb_action_types=og.recommends&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582
に書かれている通り。
ワタシは、昨日、「麻生元総理は頭が悪い」と書いたが、撤回もしなければ謝罪もしない。本当に頭が悪い。
朝日新聞は「曲解して報道」したそうだが、曲解どころが、ワタシは麻生元総理の講演の要旨を理解できない。
単純に言えば、
「憲法改正論議は、ドッカーンとかバーンとかズドーンとか大騒ぎしている時に行われるときもあるが、シーンとして議論している間に行われることもある」ってことだろう。
つまり、劇画チックなのである。 きっと麻生元首相は、『実録劇画 ヒトラーへの道』って本を高校時代に誰かに勧められて読んだのだろう。
ただ、麻生元首相も首相だが、この記事を最初に配信した朝日新聞も頭が悪い。「ナチス憲法」などという憲法は存在しない。社会科を教える高校教師の名誉の為にいうが、「ナチス憲法」などという語句を使う教師は日本中のどこにもいない。(はず)
まあ、読者諸君は、ここで真面目に勉強して欲しい。
target="_blank">http://suyap.exblog.jp/18245906/で紹介されている
「ワイマールの黄昏」ってところを読んでね。
結論として、麻生を信用してはいけないし、マスコミも信用してはいけないってことだ。
hosokawa18.exblog.jp塩はうまくてまずいです
さんが、その記事で指摘しているように、ワイマール時代のドイツ共和国が変容を遂げる大きな要素として、「選挙制度」があった。ワイマール共和国は当時から比例代表制だったのである。
政治の出来はほぼ100%が選挙制度によることを日本人は案外知っていない。明治以降の憲政史の中でも、小選挙区制と大選挙区制の2つがあり、この変容が大きく政治を変えたのだ。もちろん、55年体制が存続した理由は、衆議院の中選挙区制と参議院の大選挙区制にある。
麻生太郎が総理になれたのも、選挙制度が小選挙区中心に変わり、自民党内で派閥政治つまり、派閥のドンの力が薄れ、総裁の権限がより強くなっていったからだ。
講演会の中で憲法改正に言及し、別にたとえ話としても全然的確でない、ワイマール憲法をだした元総理や、
それを「ナチス憲法」という存在しない「社会科学用語」を持ち出して、新聞記事にするようなお馬鹿さんが新聞記者をやっているこの日本で
唯一、「政治の中心は選挙制度」というリアルな事実を理解し、衆議院に小選挙区制を導入し(この小選挙区制を導入するために、彼は自民党を割った)た政治家が小沢一郎であるのだが、
アホな日本人は判らないだろうなああ・・・・