2025年 08月 08日
富士市長選挙 |
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、少し遅くなりましたが、12月の富士市長選挙に関するコメント。
ワタシは若いころ“目指せ富士市長”などの副題をつけてブログ発信していました。授業で政治経済を教えている中で、首を突っ込んで取材しないとわからないこともあるし、政治的な行動を少しでも起こさないと知ることのできない事実もあります。そんなキャッチコピーでした。ただ、政治や経済に関する関心事は、どんどん国政や国際社会に方に移っていき、その分、地方政治に関するところまでカバーできない状況になっていました。なので、自然と“目指せ富士市長”は消えてなくなっていきました。
ご存じの方も多いとは思いますが、ワタシをこの政治の世界に引き上げてくれたのは小沢映子さんです。
小沢さんの娘の部活顧問やクラス担任をしていたことが縁で、昨年秋に「静岡5区から衆議院選挙に出てみませんか?」と声を掛けられ、私自身が無謀にも「やってみましょう」と返事をしたのがきっかけです。
小沢さん以外にも
の金指さんや、
富士市長選挙に出馬します。
という事実があるので、ワタシは、小沢映子さんを応援しますし、当選のための活動もします。選挙に関してのことは小沢さんの方がベテランですので、大きいことは言えませんができる限り支援します。ただ、応援する理由は縁故だけではありません。どうしても小沢市政を実現し、その成果を見てみたいからです。
そのキーワードがこの一言。(さきほどのニュースから抜粋します)
「私のこの見えている景色は、絶対富士市政に必要だっていう確信のようなものがありまして、無謀かもしれませんけど、でもこれをやらないと、私の使命だなと思って、出馬することを決意いたしました」
(太字はワタシ)
実は、この「私のこの見えている景色は、絶対富士市政に必要だ」
と宣言した小沢さんの言葉を、自分なりに解釈して、ワタシの言葉に変換することが、出来ずにいたので、ブログにもあまり書きませんでしたが、やっと“小沢さんの見えている景色”というのが分かった気がします。
もちろん、小沢さんは女性です(実現すれば富士市初の女性市長になります)。重度の障害を抱える母親でもあります。様々な障碍者施設の設立運営にも関わってきました。女性議員としても県内の草分け的存在で富士市以外にも信奉者は多いです。
だから、案外と「小沢さんは福祉介護の専門家だけれど、それ以外の市政は大丈夫なのか?例えば企業振興などはどうなのか?」
という声も上がっています。
これは当然のことだとは思いますが、小沢さんが市長になったところで、富士市の経済が停滞することも、福祉以外の市政が混乱することもありません。富士市は人口20万の大きな町で、その行政を支えている職員の人たちは優秀な人ばかりです。
ワタシが 「私(小沢さん)のこの見えている景色は、絶対富士市政に必要だ」に妙に納得したのは、この頃、自分の家で家事をする時間が多くなったことにきっかけがあります。いくら「立憲民主党静岡第5区総支部長」になったとはいえ、長時間勤務と長時間通勤だった高校教員時代とくらべると、かなり多くの時間を自宅で過ごすことになります。そして、「絶対に家に迷惑を書けない」という約束で今の活動に入った関係上、家事を無視して活動することもできず、相応の分担をしています(今の世の中の男性はもちろん、全員がそうするでしょう)。
ワタシが住んでいる家は、1997年(消費税が5%になる直前)に、自分自身が相当研究して、悩みに悩んで、目一杯の住宅ローンを組んで立てた家でした。だから、それなりの自慢みたいなものもありました。我が家は3階建てで、みんなが一番過ごすリビングは2階にあります。したがって、人目をはばからずに窓を開放することが出来、風通しがよく、普段の夏ならエアコンを使わずに過ごせます。ワタシの部屋も作ったので、家に“父親の私物(衣類など”が目立つことはありません。などなど、
そんな自慢の我が家ですが、実際に家事をしたりしていると、どうしても使いにくい部分が目立ってきました。特に台所などは今すぐにリフォームしたいくらいです。当然、一緒に住んでいる奥様(家内?パートナー?)からもどんどん不満の声が上がってきます。
とても大雑把な分析ですが、
小沢さんが、現在の富士市政を眺めて(数年前は最前線で市議をしていました)、「私(小沢さん)のこの見えている景色は、絶対富士市政に必要だ」と
記者のインタビューに真っ先に答える。この「景色」とは、若いうちに目一杯の無理をして理想の住宅を手に入れた家族の中で、無我夢中で子育てを切り盛りして、ふと余裕ができた時に、自分の家の暮らしやすさを改めて考えた時の、主婦(これも表現が難しい)が見える景色なのだろう?
と思います。
富士市と我が家を比較するのは、とても失礼な話でしょうが、一家の主人(とその家族)が今まで懸命に働き、作り上げてきた我が家であっても、今まで(無我夢中で生活してきたゆえに)見過ごしてきた使い勝手の悪さが、目立ってしまう時代がくる。特に、その家で実務を担っている職員の中でその矛盾が見えてきてしまう。
小沢さんが自分の働き場として活動していた福祉や介護の仕事は、無理を承知で理想を追い求めてきた部分です。“大変だけど頑張ってね”と周りから励まされてきた部分です。そのみんなからくる“大変だけど”のところを、改善することが、小沢さんが 「私のこの見えている景色は、絶対富士市政に必要だ」と表現した「景色」だと思います。
ワタシが携わってきた教育に関する仕事も、“大変だけど頑張ってね”と周りから言われていた仕事でもあります。
そんな、(大変だけど)頑張ってね、と励まされてきた人々の大半は、正直言って、女性でした。この女性たちの仕事(役割?)から、少しでも“大変だけど”を取り除く仕事、これは市政において出来る!!!!!! これが小沢さんの主張です。
そして、この女性の暮らしやすさこそが、富士市に住む家族の幸せにつながり、富士市の活性化(人口増加、経済の活性化)につながる。という効果をもたらします。
ここからは、偉そうに書きます。(高校教員風に)
学問とは、理論を立てて、その実験をして、真実(効果)を検証して、真であることを証明することです。サイエンスという言葉の日本語訳です。サイエンスは分野によって、化学・物理学・生物学などの分けられます。
そして、この学問なるものが社会科学(文系のもの)に発展して、経済学や政治学に分野を広げていきました。ただし、理論と立てて実験をして検証する過程で、理系のサイエンスはそれ以外の要素をすべて公平にして実験します。ところが、経済学や政治学は、ほぼそれが不可能で、どんな強固な理論でも、「きっと上手くいくだろう」という推測以外は不可能です。
ずっと昔から、経済学も「きっと上手くいくだろう」とか、この理論を応用すればきっと上手くいくだろう」以上の推測はできませんでした(ちなみに、今の日本の財政政策は、上手くいってません)。政治学にいたっては、「だから上手くいったのか」とか「だから失敗した」とかの実社会での結果以外に実験ができないものです。
地球上でみれば、富士市政というちっぽけな実験の場です。日本の多くが、「活性化」「人口減少」「老朽化」「子育て・・・」「福祉・・・」と同じ問題を抱えています。その中で、小沢さんが掲げる「女性の視点で市政を見直す」ことで、どこがどれくらい変化するのか? という実験(これこそ実践)に賭けてみる、という選択肢は、一番ワクワクして一番期待できるものだと思うのです。
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by tommyjhon
| 2025-08-08 11:08
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