静岡市議会選挙 長沼しげお議員の事務所開きに行ってきた。 とやまかずゆきのブログ |
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2025年 02月 10日
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、昨日(2月9日)は、3月14日告示、3月23日投票の静岡市議会議員選挙に立候補する、長沼しげお議員(2期目、立憲民主党)の事務所開きにお邪魔した。浪人中の身であるのもかかわらず、支援者さんの前で挨拶もさせてもらった。(ありがとうございます) ワタシにとって、長沼しげおさんは、恩人です。 選挙のセの字もわからないまま、勢いだけで立候補しちゃったものの、これからどう活動していいかわからない。そんなまるで“無知のヴェール”に閉ざされたワタシを、開いたばかりのガランとして誰もいない選挙事務所で、待ち構えていてくれたのが長沼しげおさんだった。最初の選対会議に誰よりも早く参じてくれてわざわざ静岡市駿河区から来てくれたのだった。そして、さまざまな選挙ノウハウを教えてくれた。 長沼議員(他にも、清水区の松井ゆうすけ県会議員や、沼津の平野謙市議会議員)には、本当に助けて貰いました。 その来賓スピーチの中で、高橋みほ(元衆議院議員、静岡1区)さんが、「政治は、弱い人々のためにある」と堂々と宣言なされた。 それを隣で聞いていて、ハッとさせられた。 長沼議員も、高橋みほさんも、立憲民主党の所属であるから、「立憲民主党の政治は、弱い人々のためにある」と言ってもいいところを、「政治は・・・・」と普通におっしゃった。 それは、ワタシが毎年、倫理の授業で、面倒くさくても丁寧におしえていた(教えていたつもり)、20世紀の偉大な哲学者であり経済学者でもある、 ジョン・ロールズの思想、そのものだったからである。(そう言えば、すっかり忘れていた。立候補して以来、立憲民主党という枠にはまった考えしかしてこなかったことを反省する) ジョンロールズ 【正義とは何か?】ロールズの『正義論』を分かりやすく解説! どさんこ北国の経済教室(このサイトを参考にしました) このロールズ先生のいう、正義とは、2つの原理・原則で成り立っている。 第一原理 「基本的自由の権利」が社会のみんなに平等に分配されている。 第二原理 社会的・経済的な格差(不平等)は、次の2つの条件を満たす必要がある。 条件1 貧しい人々が最低限の生活ができるように、最低限の権利が守られるように、手をさしのべることを条件に裕福な人々は自分の利益を追求する。 条件2 ある職業や地位につくために、平等な機会が用意されている。 社会が発展していくと、必ず格差が広まってい行きます。(格差なしの社会を目指した共産主義は、大失敗しました)格差社会は必然です。世の中には、貧富の差がかならずあり、お金持ちと貧乏人は必ず存在します。その格差社会を認めるためには、第2原理の条件1と条件2が絶対に必要になってきます。 この第2原理の条件1,条件2を満たすことが、政治の最低条件なのです。 ロールズの理論によれば、「お金持ちの味方をする政治」などありえないのです。お金持ちは、知らない間に出来てしまうのです。それが自由主義社会なのです。それを社会として「 貧しい人々が最低限の生活ができるように、最低限の権利が守られるように、手をさしのべることを条件に裕福な人々は自分の利益を追求する。」の制度をつくることが、国(地方自治でも)の政治の責務なのです。ここにはある程度の強制的な手段(政策のこと)が必要です。 ロールズの正義論に従えば、お金持ち優遇の政策、などは、あってはならない“絶対やってはいけない政治”なのです。 今、貧しい人々が最低限の生活が出来ていますか? (これも、昨日の事務所開き後の県議会議員先生との会話の中でお聴きした話ですが) 今、生活保護世帯の受給の条件に、エアコンとシャワー式便座が入ったそうです。 わかりやすく言えば、 最低限の生活には、エアコンとシャワー式トイレは絶対に必要だ、どちらも、贅沢品ではありえない、という基準になったのです。 「政治は、弱い人々のためにある」とは、当たり前のことなのです。 「貧しい人々が最低限の生活ができるように、最低限の権利が守られるように、手をさしのべることを条件に裕福な人々は自分の利益を追求する。」 さあ、今の社会が、この“正義の原理”に基づいているのでしょうか? いろいろ学んだ一日でありました。
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by tommyjhon
| 2025-02-10 09:00
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