全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、今日(4/28)は某新聞社からの取材を受ける予定である。
皆様のご期待とは違い、真面目な授業に関しての取材らしい。とりあへず、1時間の僕の授業を見学し、あとから感想や意義や手段などを語るような感じでイメージしているのだが、記者の方が、ワタクチの意図を理解して下さるかどうかは疑わしい。
そもそも新聞の特集記事は、「結論先にありき」の場合が多く、どんな取材でも強引にストーリーを仕立てる場合が多いので、実際に記事になるかどうかは判らない。
取材の目的は、5/3の憲法記念日に合わせた教育ってことらしい。
でもでも、憲法記念日に合わせて、こちらも授業をやっているわけではない。実際には、もう前回の授業で、憲法のエッセンスみたいなことはやってしまった。
憲法で一番大切なことは、憲法99条である。
article 99.
The emperor or the regent as well as ministers of state, members of the diet, judges, and all other public officials have the obligation to respect and uphold this constitution.
第99条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
つまり、国民は“憲法を守る義務”がないのであって、憲法を守るべきは公務員達である。これが一番大切なのだ。
政治家達の勝手な行動、公務員達の身勝手な忖度から、国民と国民の財産を守ること。を憲法99条をが説いている。
だから、
森友学園の問題では、一番悪いのは、思想的に偏っている籠池理事長ではない。(思想は自由である)、100万円の寄付をした安倍夫人でもない(彼女は一応、私人であるらしい)。
国民の財産である、国有地を勝手に8億円の値引きをして売ってしまった、財務省理財局の判断が一番の悪なのだ。
ほらね、
とにかく勝手に解釈して、勝手に判断して、国民の平和と安全を脅かそうとしているのは、国会議員や官僚たちである。
そして、裁判官も同じ立場だ。・・・・だから違憲立法審査権を持つのである。
だけど、高校一年生レベルだと、こういう真面目なお話をしていると、みんな笑う。
日本の子供は、大部分が「憲法をまもろう」という意味を誤解しているのだろう。
“まもる”は守るではなく、護るのである。
そうすれば、憲法が、我々国民を護ってくれるのだ、身勝手な公務員から!!!!
だから、憲法の全ての規定は、「公務員を縛り付けるもの」である。我々を縛り付ける者ではない!
ここからは、ワタクチの勝手な想定(妄想)である。
<妄想はじめ>
では、この日本国憲法は実際、どのようにすれば改正できるのだろう。国会議員や公務員は、憲法遵守義務があるので、この憲法を勝手に変えることはできない。
でも、国会が発議をしなければどうにもこうにも改正案が出来ない
第96条
この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する
おそらく、憲法は、“憲法改正国民会議”みたいのが、公務員抜きで国民の間に広まり、ここで改正案が作成され、この運動が国会を動かして、やっと改正されるのではなかろうか?
<妄想終わり>
でもそのためには、憲法を真面目に考える人が在野に多数存在しなければ無理である。
ちなみに、憲法のことを英語ではThe Constitution(コンスティシューション)といい、憲法という意味だけでなく、「国の形」とか「国柄」という意味まである。憲法を改正することは、そもそもの国の形まで変えようとすることなのだ。・・・・自民党の改正案を読んでみても、「国の形」とか「国柄」がにじみ出てくるような文言は一切ない。ここの部分では、現行憲法を抜け出せないでいる。
では、結論。
ということで、ワタチの高校1年生の授業は、徹底的な「言葉」へのこだわりである。普段何気なく使われている政治用語、「憲法」「国家」「自由」「財産」「選挙」「平等」などなど、その言葉には、必ずルーツがある意味がある。
そうえいば、最近18歳に選挙権が引き下げられた。
納税の義務を負う(18歳からは正々堂々と働く)人間が選挙権を持つのは当然である。
あの時、
「選挙権が18歳に引き下げられました。これからは、高校生といえどもしっかり選挙の意義について考え、しっかり投票に行きましょう!学校でも、選挙のことについてちゃんと勉強させなさい」という総務省&文部科学省の姿勢が頭にきていた。それよりも先に、「今まで、20歳以上という論外な選挙権の規定を続けてきてごめんなさい」、「18歳で働き、立派に納税している人の人権を無視してきました」という謝罪から入って当然ではないか。
うううん、これ以上は授業でネ。
PS そういえば、また安倍晋三総理大臣は、マスコミのトップと宴会をやっていた。こういうマスコミ関係者がいるからメディアの監視能力が低下する。
<コピッペ>
午後6時32分、官邸発。同48分、東京・銀座のオーストリア料理店「銀座ハプスブルク」着。葛西敬之JR東海名誉会長、清原武彦産経新聞社相談役と会食。北村内閣情報官同席。同8時59分、同所発。同9時18分、東京・富ケ谷の私邸着。
27日午前0時現在、私邸。来客なし。
<コピッペ終了>