2017年 03月 25日
何でこうなる安倍政権 |
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。 Tommyセンセです。
ということで、国会は森友学園問題、通称“アッキード事件”で大もめです。
昨日までの流れは、
①籠池氏の証言は信憑性があるのか?
・・・・マスコミがどれほど情報操作して、籠池氏の人格を疑っても、あの肝の据わった顔で証言したことは事実であろう。 籠池氏の勝ち
②昭恵夫人の言い訳は正しいのか?
・・・・フェイスブックで反論していたが、それまでの字体&文体がまるで違うとの分析があって、結果的に昭恵夫人を含めた政権側が慌てふためいていく様子が暴露された。 ネットメディア側の優勢勝ち
③政権チームの落としどころは?
・・・・・あのFAXを流した、谷査恵子氏に全ての責任を押しつけるところで決着させようとしている感じ。
今、ネットでは、谷査恵子(総理大臣婦人付?、昭恵夫人は堂々と秘書と言っている?、現在は中小企業庁経営支援部経営支援課連携推進専門官)が南米のとある国に出向するという噂が流れている。
④そのFAX(合計2枚)を真面目に読めば、総理大臣夫人安倍昭恵が土地取得に関与していたことは明らかだ。
・・・・・・今の政権チームの負け!
これだけでも、安倍晋三政権チームがどれだけ信用のおけない政権なのかがハッキリと証明された。
どこまで居直ろうと、勝負はミスを犯したものが負けるのである。
安倍晋三は、(いかがわしいアベノミクスやらで少し株価を上げた経済政策以降)調子に乗りすぎていた。なのでもうお仕舞いだ。
さて、これだけだとそこいらの政治系ブログ記事と同じもので終わってしまう。
そこで、政治経済の先生らしく突っ込んだ解説。
これは、昨年11月に、この本に凄い感銘を受けて、完全にパクって記事にしたものである。
もう一度再掲すると
本日は、「選挙」のテーマで行うAL(アクティヴラーニング)授業のネタ披露
<問>
もし、世論調査で、下にあるような傾向があったとする。(具体的な問題ではない、あくまでも一般的傾向である)
A とても穏健派 5%
B やや穏健 25%
C どちらでもない 10%
D やや強硬 15%
E 強硬 45%
さあ、あなたが政党(2大政党です)の党首だったら、どのような政策を掲げるでしょう。 A・B・C・D・Eのどれかを示して、その理由を答えなさい。
読者のみなさんわかりますか?
この答えは「D」です。
理由は、「Dにすれば、ライバルの政党がどこの政策をだそうとも絶対勝てる」
このネタは、 『多数決を疑うー社会的選択論とは何か』(岩波新書)
という本からいただいたものですが、よーく考えれば高校生でも解かります。
でもね、日本の政治家集団に属する人たちって、全く理解していないのです。もちろんマスメディアも・・・・・
要するに、
この調子に乗りすぎた安倍晋三グループ(自民党ではない)を倒すためには、“安倍晋三反対”を叫んでもダメだということです。安倍晋三グループの支持層を的確に見極め、安倍晋三グループと近い政策を作り出していく野党勢力を作りあげることが重要なのです。ところが、マスメディアも国民も、政権の異動をまるで巌流島の戦いのような、相撲のような、構図でしかとらえることしか出来ていない。
この第2期安倍政権は、明らかに「日本会議」という政治集団をバックボーンしています。この政治集団の政策をややずらした保守政策を提唱することが政権から安倍を引きずり下ろすことが世論誘導というものです。
次に、今度は民主主義は何か?の話しです。
簡単に言えば
①政治の中で、些細なことは一人の王が決める(今の場合、総理大臣)
②非常に大切なことは、みんなで話し合って決める(代議士制でも直接民主制でも可)
③決めたことを実行し、それが間違っていたら、政権から引きずり下ろす。
④「政権から引きずり下ろす」システムを民主的(人道的、人権的、平和的、合法的)に作り出したのが選挙というシステムである。
今の、日本は③です。
安倍晋三は、「もしワタシや妻がこの森友学園問題に関与していたら、総理も議員も辞める」と豪語しました。これは①です。しかし、国民がホントに訴えたいのは③です。
安倍晋三の経済政策や外交政策は間違っていたのです。
その証拠に国民の生活は、何も豊になっていません。将来に向けたビジョンも全く出来ていません。だからこそこの森友問題に国民がもの凄く関心を寄せるのです。
そして、最後に政経の先生として、国政選挙の改革を提唱します。
そもそも安倍晋三政権が長生きするのは、小選挙区比例代表並立制という、小選挙区制と比例代表制のいい点をくっつけた制度、つまり、悪い点も同時に2つ併せ持った制度だからです。
本来ならば、もう「自民党内、反安倍派」が“安倍おろし”に出てもいい時期です。それが出てこないのは、自民党総裁が、小選挙区の立候補を公認する権利と比例代表制の順位付けをする権利の両方を持っているからです。
1)もし、日本が完全な小選挙区制であったのなら
2)もし、日本が完全な比例代表制であったのなら
このような「自民党安倍チーム」の出現はなくなってたはずです。
さあ、生徒諸君、考えてみましょう?・・・来年度のALネタですよ。
by tommyjhon
| 2017-03-25 06:41
| 現代社会の授業
|
Comments(1)
Commented
by
まなべとしお
at 2017-03-25 13:41
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今回の問題の暴露は年老いたキッシンジャーが,日本の現政権が中国や韓国などに屈しないため危険であると判断して電通を通して画策したことであるとネットを通して読みました
現政権が倒れればいよいよ在日支配の民主時代の政権が復活ですね 副島さんもそれを望んでいらっしゃいます
現政権が倒れればいよいよ在日支配の民主時代の政権が復活ですね 副島さんもそれを望んでいらっしゃいます
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