マイナス金利だって |
2016/2/1 13:40
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2016年 02月 02日
全国の毒舌ファンの皆さま おはようございます。 Tommyセンセです。 ということで、 お正月からの世界的な株価の大暴落で、どうなるのだろう?と思っていたら、とにかく目先の株価と円安レートにしか興味のないアベノミクス派と日銀は、とうとう「マイナス金利」という歴史的な暴挙にでた。 りそな銀や横浜銀、預金金利下げ 2016/2/1 13:40 りそな銀行や横浜銀行は1日から定期預金の金利を引き下げた。日銀によるマイナス金利政策の決定を受けた措置。りそな銀は2~4年物を年0.04%から0.025%に、5年物を0.05%から0.025%に下げた。インターネット専業のソニー銀行は普通預金金利を下げた。 巷では、上のような記事ばかりだ。 高校生でもわかる解説をすると、 ①このように利子が低くなると、「借り手側」か借りやすくなるので、民間に資金が回りだして景気が活性化する⇒株価がかがる ②日本の「円」は全然利子がつかないので、「円売り・ドル買い」が起きて、円安になる ということだ。 しかししかしかし、人類が4千年くらいの歴史の中で作り上げてきた「お金を貸りたら利子をつけて返す」という経済の大原則を、このように捻じ曲げていいのだろうか? しかも、日本の景気だけのためにだ。 日本の景気よりも、500年間かけてつくられてきた経済の大法則の方がよほど大切なことだと思う。 やはり、お金は利子をつけて返さなければいけないのである。 貸した金に利子をつけて商売をするのはユダヤ人が発見したシステムである。しかし、このシステムによって、経済が空間と時間を支配するようになって、契約絶対の思想も加わって、ヨーロッパ諸国に資本主義経済体制が生まれた。 日本でも、「利子」の萌芽は鎌倉時代には見て取れる。 これは、鎌倉時代の高利貸しである「貸上」が、主人をなくした家族に金を貸している場面である。(教科書には絶対でてくる)このように小銭(宋銭)をひもでまとめて貸すのだ。このひもにまとめたのを「銭指し」という。 この銭指には、銭が95枚とか、96枚とか、93枚とか、中途半端な数の銭が束ねられているが、その意味は「利子」である。“返す時には100にして返せ”ということだ。 現代金融の「利子」と「利回り」の関係とまったく同じである。 こういう風に、歴史的に組み上げられた大原則を、高々インフレ目標達成のために潰してもいものか? ワタシはどうしても気になる。 こんな風な、「過去の遺産を冒涜した」政策は、絶対、大きなしっぺ返しを食らうと思うが、 みなさんいかがでしょうか
by tommyjhon
| 2016-02-02 06:00
| 現代社会の授業
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