2015年 01月 07日
原油安と円安 |
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。
Tommy先生です。
ということで、異常な原油安と円安。どちらも、経済の自由競争市場における論理ではなく、意図的な政略相場である。しかしながら、マスコミは「政略である」と一切言わない。
私たち大人も正しく日本語を使わない。「原油安になった」とか「円安になった」とか表現するが、それは嘘である。「原油安にしている」のであり、「円安にしている」のである。不思議なことだが、『政治経済』や『現代社会』の教科書もそのように記述されている。当然だが、バブル経済も「崩壊した」のではい。「崩壊させた」のであるが、今や20年もたつと、「バブル崩壊」という単語だけ教えられてそれでお終い。なんだそれは・・・・・・こういう誰も責任を取らないことを官僚体質という。
原油安は、産油国の政略である。サウジアラビアを筆頭とする金持ち産油国は、自分たちが売り上げの減少で苦しむのを承知で減産を行わないと宣言した。だから、原油安なのだ。明らかに、ロシアの天然ガスとアメリカのシェールガス(&オイル)潰しの戦略である。彼らは、今の繁栄(原油高による)よりも、永続した石油支配を選択したのである。
実はこの戦略を、OPECが採ったことがある。それが、ソビエト崩壊の場面だ。あの時、私たちは、ゴルバチョフのペレストロイカ(改革)やグラスノチ(情報公開)が失敗して、特にグラスノチによって西側の情報が入ってきて民主化運動が起こり・・・・・ソ連は崩壊した。と教えられた。その過程において、世界全体の原油安がどんどん進行していったのである。この原油安によってロシア産天然ガスは原価割れを起こして苦況にたたされ、結果的に敗北した。
当時の日本は、“シーマ現象”などと言われ、日産シーマやトヨタのセルシオなど、見るからに燃費の悪い高級車が売れに売れていたが、これも当時の原油安を背景にしているのだ。
当然「円安」も政略である。日本政府は、公的年金まで使って、アメリカに投資している(だから円安)。この10月~11月にかけてバンバンアメリカの国債&株を買った。そして、円安に誘導し、企業業績を回復させ、選挙に勝った。
このツケを今から国民が物価高によって払おうとしているのである。
ならば。この円安を使って、政府は現在保有している「アメリカ国債」をバンバン売るべきである。円安の今こそ売るべきである。円高の時に海外旅行が流行し、円安の今、外国人旅行客が日本に溢れているのと全く同じことだ。今、アメリカ国債を売れば儲かるのである。
ところが、我々日本(日本政府も、民間の機関投資家も)は、都合のいいときに「アメリカ国債」を売れない。
売ろうとしただけで、刺される(橋本龍太郎元総理、中川昭一元財務相など)のである。ああああクワバラクワバラ・・・・
Tommy先生です。
ということで、異常な原油安と円安。どちらも、経済の自由競争市場における論理ではなく、意図的な政略相場である。しかしながら、マスコミは「政略である」と一切言わない。
私たち大人も正しく日本語を使わない。「原油安になった」とか「円安になった」とか表現するが、それは嘘である。「原油安にしている」のであり、「円安にしている」のである。不思議なことだが、『政治経済』や『現代社会』の教科書もそのように記述されている。当然だが、バブル経済も「崩壊した」のではい。「崩壊させた」のであるが、今や20年もたつと、「バブル崩壊」という単語だけ教えられてそれでお終い。なんだそれは・・・・・・こういう誰も責任を取らないことを官僚体質という。
原油安は、産油国の政略である。サウジアラビアを筆頭とする金持ち産油国は、自分たちが売り上げの減少で苦しむのを承知で減産を行わないと宣言した。だから、原油安なのだ。明らかに、ロシアの天然ガスとアメリカのシェールガス(&オイル)潰しの戦略である。彼らは、今の繁栄(原油高による)よりも、永続した石油支配を選択したのである。
実はこの戦略を、OPECが採ったことがある。それが、ソビエト崩壊の場面だ。あの時、私たちは、ゴルバチョフのペレストロイカ(改革)やグラスノチ(情報公開)が失敗して、特にグラスノチによって西側の情報が入ってきて民主化運動が起こり・・・・・ソ連は崩壊した。と教えられた。その過程において、世界全体の原油安がどんどん進行していったのである。この原油安によってロシア産天然ガスは原価割れを起こして苦況にたたされ、結果的に敗北した。
当時の日本は、“シーマ現象”などと言われ、日産シーマやトヨタのセルシオなど、見るからに燃費の悪い高級車が売れに売れていたが、これも当時の原油安を背景にしているのだ。
当然「円安」も政略である。日本政府は、公的年金まで使って、アメリカに投資している(だから円安)。この10月~11月にかけてバンバンアメリカの国債&株を買った。そして、円安に誘導し、企業業績を回復させ、選挙に勝った。
このツケを今から国民が物価高によって払おうとしているのである。
ならば。この円安を使って、政府は現在保有している「アメリカ国債」をバンバン売るべきである。円安の今こそ売るべきである。円高の時に海外旅行が流行し、円安の今、外国人旅行客が日本に溢れているのと全く同じことだ。今、アメリカ国債を売れば儲かるのである。
ところが、我々日本(日本政府も、民間の機関投資家も)は、都合のいいときに「アメリカ国債」を売れない。
売ろうとしただけで、刺される(橋本龍太郎元総理、中川昭一元財務相など)のである。ああああクワバラクワバラ・・・・
by tommyjhon
| 2015-01-07 06:19
| 現代社会の授業
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