長尾たかし氏 |
本日のお題は、長尾たかし前衆議院議員のこと。 氏の出版記念応援コラムであります。
長尾たかし氏の公式HPは http://www.tnagao.org/
有料メールマガジンは こちら http://www.mag2.com/m/0001597552.html
HPをひらけばわかるように、氏は浪人中の身である。 民主党で2003年に衆議院選に立候補して以来2連敗を喫し、3度目の挑戦で初当選(あの民主大勝利の総選挙である)した。
その後、数奇な運命の中で、次期選挙では自民党に鞍替えして維新の会に挑戦。そこで惨敗しての浪人人生である。その直近の総選挙では、選挙中に安倍総理の応援演説があって、そこで突如自民党に公認されたことで一瞬全国的に有名になった。
長尾たかし氏と知り合ったのは、彼がサラリーマン生活を捨てて、民主党大阪14区の落下傘候補として大阪に移り住む少し前である。したがって、もう12年くらい前となる。以来、ずっと応援していたし、知り合った頃は、強引に機会をつくって合いに行ったりした。さすがに、大阪に本拠地があるときはなかなか会っておしゃべりをしたり酒を飲むjことは難しかったが、今は、東京と大阪を行ったり来たりしている生活らしいので、昨年一度お会いしている。(その時に有料メルマガの会員登録も行った。読者の皆さん、氏のメルマガに登録して下さい。)
つまり数年に一度しかお会いできないのであるが、ワタシとしてはどうもそのような感じがしない。毎日毎日会って話をしている同僚感覚である。氏はどのうように思っているかは知らないが、極めて濃密な関係だと勝手に思っている。
というのも、ワタシの教員としての“師匠”であり“先生”であるからだ。かっこよく表現すれば、メンターである。
この頃、新しい読者が増えたので、長尾氏とワタシの出会いを、もう一度記しておく。
今から13年前、当時流行していた、HPビルダーなるソフトで、ワタシは個人HPを立ち上げた。(今でも遺産として残している。 これ)、そこで部活記録やブログっぽいものを書きまくり、大ヒットを飛ばしたり、投書がきっかけで校長先生にお叱りを受けたり、当時のイラク紙幣を加工して「Tommy紙幣」を作ったりして大いに楽しんでいた。生徒の中でもHPが流行していた時代であって、自称、「ヴァーチャル空間のカリスマ教師」であった。一日に3000ヒットを記録した危ないページもあったのである。おそらく、グーグルかどこかの軍事検索エンジンに引っかかってしまって自動検索されていたのだと思う。
そんなさなか、偶然かねらい打ちか知らないが、静岡県教育委員会のお仕事で、若手の先生方のお手本の授業をやりなさいという命令がきた。俗に研究授業とというやつだ。読者の皆様も、1回くらいその研究授業の題材にされたことがあるでしょう。何かよくわからんが、教室の後ろに先生方がずらっと並んで見学しているやつです。
そしてその題材が、「国際経済」の分野に偶然なった。しかも、某F高の“理数科”という妙にお勉強が出来る集団で行うことになった。ワタシが数奇な運命に踊らされて、社会科なのに理数科の担任をすることになる5年前である。となると、こちらとしてもアドレナリンが出て、突如やる気になる。ワタシは、「国際経済の真実」を求めて、HPをサーフィンし情報を集めまくった。しかしながらどうもしっくりこない。調べれば調べるほど「国際経済」はわからなくなっていく。全然知らない用語もバンバン出てくるし、とても高校の教科書で扱うことの出来る題材ではないことに気づいていく。複雑すぎるのだ。今でこそ、「国際経済は、ウン国際経済だ」と宣言して(笑う所よ)楽ちんラクシンだよと言って教えているけれど、それは、この当時の必死のネットサーフィンで得た、「捜すカン所を見つける技術」が12年間で成長したからである。
その時に出会ったのが、“グローバルネット”という怪しいサイトであって、そのHPを運営していたのが長尾たかし氏であったのだ。とにかく、ズバリと解った。ジャーナリストでもなく御用学者でもない、一市民的感覚と国家を憂う“草莽の志士”的感覚での記述が、本当によくわかったのである。
ワタシは、意を決して長尾氏にメールを書いた。正直に、研究授業でこのサイトの記述をを使わせてくれと書いた。当然、実名も所属も明かした。
そして、快諾も得、お友達も紹介され、オフ会にも招かれ、・・・・・・・・とおつきあいが始まるのである。氏のHPでは、“戦う教師”とも紹介された。この集まりの中から、加藤幸弘師匠(がんばらない宣言)をはじめとする様々な憂国の士からアナーキーな方々まで、多くの知人・友人を得たのである。その中には、H氏という、到底、高校生には紹介できない大物もいる(どうせ、授業では暴露するけれど)。
以来、世の中はどんどんIT化され、高校生たちも普通にスマホを扱うようになった。そんな中で、教員集団の中には、この進化したIT界をまるで親の敵のように考えている人もいないわけではない。今、日本の高校の多くが、「ケータイは持ち込み可ではあるが、授業中の使用、教室内の使用は厳禁」と規定していると推測する。某SE高校も同様だ。その教員文化に逆行し、授業中にスマホで検索させ(本当は検索してもらう)たり、自ら授業中に携帯電話を知人にかけて教えてもらったりしているのだが、それは、ワタシがHPを通じて長尾氏のような方々と知り合ったことが大いに影響している。
政治経済の担当だから、税金の授業もやるけれど、法人税や固定資産税などの問題は、税理士や企業の税務担当者や議員さんの方がはるかに詳しいのである。授業中に電話で訊いてどこが悪いのだ!!!!と昨年から開き直った。
ワタクシ人生の最大栄冠といえば、高校百人一首界で日本一監督になったことでもなければ、愛と感動の青春ドラマ『かるた小町』をプロデュースしたことでもなければ、『ぶらり途中下車の旅』で主演したことでもなく、ある政治団体のスピーチコンテストで第1位となり、一瞬だけ“総理”と呼ばれたことなのだが、この政治団体の集まりに誘ってくれて、演説の代表者に推薦してくれたのも、長尾たかし氏である。
したがって、本当に、メンター長尾氏なのである。これほどの才覚と意志と見識のある方が、浪人中であることは、のうのうとラクラクと静岡県民の皆様の税金で悠々と生活しているワタシとして、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいである。(読者の皆様 だからこそ、応援して下さい。選挙民でなくても本を買い、メルマガに登録して下さい)
おそらく、次期国政選挙できっと復活を果たすであろう長尾氏を静岡県民の皆様も是非応援して下さい。長尾氏の政治スタイルに?をつける人もいるでしょう。何を隠そうワタシも?なところはあります。でもでも、一介のサラリーマン生活を捨て(ご家族もいらっしゃいます。崩壊してません。ステキな家族です)、年収240万の政治家生活をおくり(議員にならなければそんな程度です)、大阪14区で2連敗し、(大阪14区は日本一難しい選挙区なのです。今では長尾氏の相手は維新の会)、やっと民主党で当選したと思いきや、政治信条の違いから民主党を去り、(ここがどこかの議員と違います。椅子にしがみつくよりも政治信条を優先したのです)
今も、赤貧の浪人生活の中で、チベット問題、ウイグル問題、そして尖閣問題(実際に彼は尖閣諸島に行っています)など、どちらかというと避けたい困難な政治問題ばかりに挑戦し続けています。(本当はもっと票に直結する仕事があると思うのですが、彼は一途です)
長尾たかし氏の初著作は、4/30頃とどくでしょう。 授業で直ぐに紹介しますので読者の皆様、よろしくね。