都知事が変わる。 |
表題のように、
<新聞のリード>
東京都の猪瀬知事は、大手医療法人「徳洲会」グループ側から5000万円を受け取っていた問題で、19日午前、緊急の記者会見を開き、「みずから都知事の職を退くよりほかないと決断した」と述べ、辞職する考えを明らかにしました。
<終わり>
とあいなった。 『ミカドの肖像』という猪瀬直樹のデビュー作は、ワタシに衝撃を与え、日本史をより深く追求するキッカケとなった本であった。 以来、少しとんとん拍子に偉くなりすぎたのかな?
さてさて、 この猪瀬辞任を待って、ようやく、かのK藤Y弘氏のコラムをまた載せることができる。K藤氏は、東国原氏の辞任をうけて、このコラム書き上げた。立場上、ワタシは今まで待った。とにもかくにも、K藤Y弘氏の視点に納得しきりである。
<貼り付け始め>
■東国原氏 議員辞職と離党意向
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2684133
世界中の大都会には,国内外から優秀な人材や野心家が集まる.
東京も例外ではなく,イナカの秀才や腕に覚えがある人が集まる.
敗れたらイナカに帰るだけだし,そういう新陳代謝が活力を呼ぶので,東京に強者の論理があるのは当然だ.
全国の大学の半分が東京にあるんだし,最高峰の東大の学生が,東京には20000人以上いるはずだ.(そのわりにはたいしたことないけどw)
上場企業をはじめとする一流企業の本社も東京だし,優秀な社員も,みな東京にいる.
一流のクリエーターもみな首都圏にいる.
政治機構も国会議員も東京にある.
ありとあらゆるイベント,コンサートも,東京で開かれる.
世界中の料理も,一流のレストランも,一流ファッションも,全部東京.
こうした東京を支えているのは有能な田舎出身者のパワー!
そのパワーがもたらした富のおかげで,東京の弱者を救う福祉が成り立っている.
東京の下町の人情もオマケみたいなもので,下町の貧乏人に,消費者としての価値以外はない.
競争がいやな人は,東京にいてはいかん.
◇
前回の東京都知事選で,ありがとうがたくさんある街みたいなことを言ったワタミの社長もとぼけているし,弱者にやさしい街,福祉の街にしたかった宇都宮健児とかも,それではイカンのですよ.
中央官僚とのパイプをウリにするのはイナカの知事のやること.
東京都知事は,国と相反する東京の利益を守るため,国に物申すくらいがちょうどいい.
公選が始まって以来,東京出身の都知事は美濃部と青島だけだ.
あとの知事は,全員イナカ出身.
この寛容さもまた,東京の強欲の裏返しであって,強者の論理の体現だ.
宮崎県の物産を東京で売るだとか,観光に来てくださいとかいってた東国原氏には,そういう強者の論理を感じないね.
イナカの論理を実行すると,東京の活力がなくなりますよ.
まぁ,東京の活力は,東国原氏ごときの影響を受けるとは思えないけどさわーい(嬉しい顔)
<貼り付け終わり>
てなわけで、普通にいけば、舛添要一っぽいが、現在、東京都知事に一番なって欲しい人物は、外科医・大門未知子である。